運命3 ページ49
ほっくんを送り出した私は、窓から高い空を眺めた。
神様。どうか、どうか。
ほっくん達の、SixTONESの音楽がみんなの心に届きますようにと、願いを込めて。
ファンクラブサイトでは、早速新曲リリースの情報が解禁されて、アー写も新しいものに変わっている。
ドキっとするくらいに素敵なアー写に感激しながら、やっぱりほっくんが1番カッコ良いなぁ、なんて思ったりして。
ちょうど同じタイミングで、久しぶりにジェシカからの電話が来て、お互いの近況や、SixTONESの新曲について熱く語り合った。
そして嬉しいことに、来年の春くらいに日本に遊びにくることを決めたらしく、今からワクワクが止まらない。
ーあれから3か月。
ついに発売された新曲は、国内だけであっという間にミリオンヒットになった。
今回もアメリカとアジア圏への発売だけど、こちらもかなり順調なセールスらしい。
『やった!!やったよ!』
ほっくんが子供みたいに満面の笑みで喜ぶ姿を見たら、ずっと近くでその努力を見てきたから、もう涙が止まらなくて。
『おめでとう、、。ほんとに凄いね』
『ありがとう。あ、それでさ!チーフマネージャーがAを事務所に連れてきて欲しいって言ってたんだけど、予定どうかな?何か、話がしたいんだって』
『チーフが?・・うん、大丈夫だけど、、。何の話だろう』
やっぱり、《北斗と別れてくれ》とか言われるのかな。
もしそうだったら、私は、、彼のために受け入れよう。
そう決意した。
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作者名:恋柱 | 作成日時:2021年6月17日 18時