続・推しのマネージャーになりました(松村北斗) (ページ5)

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記憶ページ5

週末

仕事でもプライベートでも、もう何度も通ってる、ほっくんのマンション。

ここに来るのも、あと何度だろう？

そんな事を思いながら、インターフォンを押した。

玄関に入るなり、力強く抱きしめられて

『元気そうで良かった、、。ずっとAに会いたかった』

そう言って、また抱きしめる力が強くなって。

どれだけ彼に愛されているのか、痛いくらいに分かって、決心が揺らぎそうになる。

『心配かけてごめんね。私は大丈夫だから』

ほっくんといる時は、いつだって笑顔でいたい。

『あの、さ？今日は泊まっていけるんだよね？』

『うん、ちゃんと準備してきた！』

『やった！！Aを独り占めだ。もうさ〜、１ヶ月だけって分かってても、やっぱり他のマネージャーさんだと何か違うっていうの？
ずっとAが側にいてくれたからさ、その空気感に慣れちゃって(笑)
昨日だってさ、まっさんに言っちゃったもんね、''俺、やっぱりAちゃんがいい"って』

『もう(笑)松本さんに失礼だよ？』

『は〜い』

『・・でも、ありがと。そんな風に思ってくれて』

ぴったりと寄り添って、手を絡め合う。

熱い視線を感じて、顔をあげれば、自然と重なる唇。

『好きだよ』

どこまでも優しいその声に、胸がいっぱいになる。

『ほっくん、、あのね』

『ん？』

『抱いて、、欲しい』

『えっ？ちょっ、、い、いいの？いや、俺もずっと我慢してたから、めちゃくちゃ嬉しいけど。
その、、怪我とか』

『大丈夫だから。、、だめ？』

『駄目なわけないだろ？』

一気に色気を纏った彼に軽々と抱えられて、ベッドへと降ろされた。