JAPONICA STYLE ページ34
北斗side
Aの部屋を出て、自分の部屋があるフロアへと戻った。
廊下には、数名のスタッフさんが既にウロウロとして、久しぶりだった彼女の感覚に、思わず緩む顔を我慢して、平静を装う。
『あ、松村さんおはようございます!昨日はお疲れ様でした。早いですね、お散歩でしたか?』
『おはようございます。そうなんです、なんか興奮してあんまり眠れなくて(笑)
ちょっとホテル内を散歩してました』
軽い雑談を交わして、もう一度寝るから朝食は不要だと伝え、ようやく自分のベッドへ。
Aとヨリを戻すまでは、誰とも肌を重ねてなかった。
溜まった時は自分で処理してたし。
だから昨日は、もうむちゃくちゃ彼女を求めてしまった。
甘い疲れを感じていれば、ゆっくりと閉じていく瞼。
今日は10時すぎにホテルを出て、ブロードウェイのミュージカルを見たりするんだっけ。
Aが早く起こしてくれて助かった。やっぱり今でも優秀なマネージャーだな。俺との事が無かったら、今頃はもっと活躍していただろうに。
ごめんな、、。今度はもう、絶対苦しませないから。
もう一度誓って、再びの眠りについた。
1044人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:恋柱 | 作成日時:2021年6月17日 18時