恋3 ページ32
北斗side
神様っているんだな。
柄にもなくそんな事を思う。
世界デビュー出来ただけでも夢みたいなのに、まさかアメリカでAと再会するなんて。
ゴージャスなドレスを纏って、パーティー用の派手なメイクをしていても、すぐに気付いた。
パフォーマンスした後、色んなお偉いさん達や、良く分からないけどセレブ感溢れる人達にサインしたり、会話したりしながらも、Aを見失わないように必死だった。
そして、奇跡的に2人きりになれて、話をして。
やっぱり彼女じゃなきゃダメなんだって、嫌というくらいに分かったんだ。
だから俺は、もう二度とAを離さない。
今度は絶対守りぬくし、危ない目にも遭わせない。
だけど今夜だけは、とにかく甘い時間を過ごさせて欲しい。
やっと、やっと戻ってきてくれたから。
また恋人同士になれたんだから。
Aが部屋を出て数分後、ゆっくりとドアを開ける。
幸い、遅い時間なのもあって廊下に人影は無い。
駆け足でエレベーターに飛び乗って、数階下の彼女の部屋へ。
待ちきれないように押したインターフォン。
扉を開けて、少し恥ずかしそうに笑ったAがとにかく愛おしくて、夢中でキスをして。
そうして俺達はー
また再び、心も身体も、一つに。
1044人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:恋柱 | 作成日時:2021年6月17日 18時