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恋2 ページ31

『あっぶね〜!いや、ほんとに焦った!何なの?あいつの勘』



じたばたしてる姿は、久しぶりにみるワンコみたいで。



クスクスと笑う私に、『いや、誰のせい?』って、グッと引き寄せられて、あっという間に組み敷かれてしまった。









『決めた。今夜はもう返さない』







なんて言うから、顔が真っ赤になる。




『だから、、ダメだって。他のみんなもいるんだし、あくまでも仕事でしょ?』





『分かった。じゃあ、俺がAの部屋に行く。それなら大丈夫でしょ?
明後日には日本に帰らなきゃいけないし、少しでも離れたくない』




『、、802号室』



『え?』



『私の泊まってる部屋。802号室。先に戻って、、待ってるね』



またしばらく逢えない。その現実が、私を大胆にさせる。



彼の耳元で囁いて、部屋を出た。

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作者名:恋柱 | 作成日時:2021年6月17日 18時

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