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それぞれの道3 ページ16

あれから暫くして、ジェシカから半ば強引に渡されたSixTONESの世界デビューCD。



『もう本当にcoolだから!絶対聞かなきゃダメよ?』



って。




ジャケ写を見れば、どうしたって一番に探してしまうのは、ほっくんの顔。




別れてから1年以上経って、その顔つきはますます精悍になり、色気に満ちたジャケ写にピッタリ。




アメリカで働く生活の中で、私に告白してくれる人も何人かいた。




それでも、やっぱり彼のことが忘れられなくて、全部断って。



早く前に進まなきゃ、きっとほっくんだって新しい素敵な彼女がいるだろうし、って分かってはいるのに。




結局、まだ彼のことを何一つ吹っ切れていない自分に呆れながら、CDを聞くだけなら許されるよね、、?なんて心の中で言い訳をして、パソコンにセットした。








・・・何これ?!



ドラマティックなイントロから、大我くんの甘い歌声が聞こえて、次々に重なる6人のメロディ。



歌詞はもちろん全て英語。




ジェシカが言ったとおり、ジェスは勿論のこと、みんなの発音はネイティブに引けをとらない。




作詞作曲も、このアメリカで有名なプロデューサーが手掛けてるようで、確かにジェシカ達アメリカ人も好きそうなメロディライン。




一度聴いたら頭から離れないその曲を、夢中で何度もリピートした。

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作者名:恋柱 | 作成日時:2021年6月17日 18時

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