続・推しのマネージャーになりました(松村北斗) (ページ15)

今日:1 hit、昨日:58 hit、合計:119,151 hit

それぞれの道2 ページ15

『見て！私、最近このグループのファンになっちゃって！すっごくsexyでcoolじゃない？
Aは同じ日本人だから詳しいかしら？』

そう言って見せられたスマホに写るのは、あの頃よりも格段にカッコ良く、色気を纏うSixTONESのジャケ写だった。

『面白い名前よね？これでストーンズって読むなんて。Aは？どう思う？』

アメリカという土地柄だろうか。

周りのみんなは、私が日本で何をしていたのか、余計な詮索をされたことがない。

だから当然、ジェシカも私がまさか彼らのマネージャーだったなんて知るはずもなく、その偶然に動揺が隠せない。

ジャケ写の下に英語で書かれた文には、SixTONESがこの曲でついに世界デビューすることが書かれている。

・・・すごい！

スマホを食い入るように見つめる私を不思議に思ったのか、ジェシカが心配そうに聞く。

『大丈夫？具合悪いなら、早退したほうが』

『ううん、大丈夫！私も昔好きなグループだったから、ビックリしただけよ』

『本当にすごいわ！発音だってネイティブと遜色ないし、こっちのファンも増えるかもね？』

私が情報を遮断している間に、SixTONESはこんなにも大きなグループへと成長していた。