18-3 ページ34
さ「可愛い。」
少し近づいただけで、警戒する様にピクリと身体が跳ねる。
構わず近づいて隣をキープ。
君がその首輪を外した時、Aちゃんが俺を受けいれたという証拠になるんだよね。
俺が近づいただけで発 情しちゃってんじゃん。
ヒートは過ぎてるからそこまで強くはないが、鼻腔を擽る甘ったるい匂い。
引き寄せられるように近づく。
そっと首輪に触れて、ハート型に空いてる項を指で触った。
再びピクリと身体が跳ねて、肩をすくめるAちゃん。
いつかここに、俺の形が刻まれるんだと思うとゾクゾクした。
逃げられない、逃がさない。
「さとみさん、くすぐったい。」
さ「ん?ごめんごめん。可愛い。似合うじゃん。」
「…首輪が似合うって言われても嬉しくありません。」
さっきと言ってること違うし。
そう言いながらも顔を真っ赤にしているAちゃん。
匂い、強くなってるし。
本当可愛い反応しかしない。
こ「ん?A、匂い漏れてる?」
「え?」
さすがアルファ。
少し厭らしい手つきで触れれば、それが発 情なのか、引き出された快感なのかわからないだろうと思って触れてみたけど、ころんにはすぐバレてしまった。
まぁAちゃんは俺の思惑通り、触れられたからだと思っていたらしいけど。
ころんは焦った顔をするが、少し離れたところでなーくんたちと話してるるぅとには匂いは届いてないようだった。
こ「そんな強くないけど…さとみくん大丈夫?」
さ「…っ、正直ちょっとやばいけど…。」
持っていかれそうな理性をなんとか引き止める。
だってこんなかわいいAちゃんの姿、逃しちゃいけないでしょ。
欲しい。
俺の手で乱れて。
そっと再び触れると、さっきは強気に拒否してきたくせに、ころんにフェロモンが漏れてることを指摘されたあとだからか、怯えた目で見てくる。
啼かせたいけど、泣かせたいわけではないんだよね。
さ「ごめん、ちょっと向こう行くわ。」
「え…。」
頭を冷やすために外に出る。
結局フェロモンに踊らされてしまっているんだ。
ー・ー・ー・ー・ー
Aちゃんの着てるルームウェア、好きなブランドで売り切れてしまっていた欲しかったやつをイメージした。
店舗ならまだ売ってるのかなぁ…。めんどくさがらずすぐポチれば良かった…。
287人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花(プロフ) - フェロモン怖ぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (2021年4月11日 23時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» 確認ありがとうございます。私のわがままを押し付けるような形で申し訳ありません。ぜひ、ログインされました際にはご期待に添えていればなと願います。いただいたお時間無駄にしないよう少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございます。 (2021年4月11日 9時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 読ませて、いただきました。ご丁寧に有難うございます!ログインしてみようかなと考えています。他の作品も楽しみにしています!これからも、頑張ってください。m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 8208016f57 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - まっちゃさん» お手数をおかけしてしまいまして申し訳ありません。私自身がまだあまりうらツクのシステムを理解しきれておりません故…。ページに入れた際には楽しんでいただけたら幸いです! (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!他作品まで読んでいただけて、とても嬉しいです。 続きページの件につきましては、コメントに収まり切らず、本ページ内でお話しさせていただいております。ご一読いただけますと幸いです。 (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唯凛 | 作成日時:2021年3月14日 22時