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Satomi side
編集をしてて少し遅れた。
俺とジェルが到着した時、ちょうどAちゃんがシャワーを浴び終えたところだったらしい。
うさみみのついたもこもこしたロングワンピみたいなルームウェア。
めちゃめちゃ可愛いもの着てんじゃん。
さ「こんばんは。」
ジ「おじゃましまーす。」
「…ども。」
ペコリと頭を下げた時、下から似たような色のキャミソールが見えた。
なーんだ。
下履いてんのか。
さ「可愛いの着てんね。」
「…。」
返事はないが顔は真っ赤だ。
Aちゃんの後を追うようにリビングに入る。
り「Aちゃんルームウェア可愛い〜!」
莉犬がパタパタとAちゃんに近付く。
さっき似たようなことを言った時は無視してきたくせに、莉犬には嬉しそうにはにかむ。
ぺらっとワンピースをめくって、下の短パンも可愛いでしょ?と見せつけている。
Aちゃんからしたらきちんと履いてるつもりかもしれないが、細くて白い太ももが露わになる。
他の男の前で捲ってんじゃねぇよ。
「下もお揃いでうさぎちゃんなんです!お気に入…いてっ。」
こ「捲んな。」
通りすがりにAちゃんを叩くころん。
むーっと口を尖らせながらも、言うことを聞いて持ち上げていたワンピースを下ろしていた。
り「あはは〜…。やっぱ可愛いもの好きなんだね。」
「はい!」
なんだかすごく莉犬に懐いてる気がする。
警戒心もまるでなく、ひょこひょこついて回るような感じ。
気に入らない。
ジ「さとちゃん、顔怖なっとるで。」
さ「だってめっちゃ俺警戒されてんのに…。」
ジェルに指摘されて思わず顔を逸らす。
俺のものなはずなのになぁ。
そりゃ、同じ性別だし、あの時部屋の向こうで莉犬とAちゃんが何を話していたかは詳しくは知らない。
その時にきっと莉犬は上手く距離を縮められたのだろう。
俺は警戒されてばかりだ。
る「僕もですよ。僕が隣にいたら莉犬にも近付きません。」
るぅとがひょこりと隣にくる。
るぅともってことはアルファが怖いのか?
る「まぁ僕も怖くて近付けませんけど。」
オメガのフェロモンに浮かされて、獣と化すアルファ。
アルファからしても、自制が効かない自分の姿は確かに怖い。
だからまぁお互い警戒するわけなのだが。
でも、もうちょっと…いや、もっと近付きたい。
他のアルファは警戒したっていい。
俺にだけ、もっと、もっと。
そんな幼稚な独占欲。
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夢花(プロフ) - フェロモン怖ぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (2021年4月11日 23時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» 確認ありがとうございます。私のわがままを押し付けるような形で申し訳ありません。ぜひ、ログインされました際にはご期待に添えていればなと願います。いただいたお時間無駄にしないよう少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございます。 (2021年4月11日 9時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 読ませて、いただきました。ご丁寧に有難うございます!ログインしてみようかなと考えています。他の作品も楽しみにしています!これからも、頑張ってください。m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 8208016f57 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - まっちゃさん» お手数をおかけしてしまいまして申し訳ありません。私自身がまだあまりうらツクのシステムを理解しきれておりません故…。ページに入れた際には楽しんでいただけたら幸いです! (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!他作品まで読んでいただけて、とても嬉しいです。 続きページの件につきましては、コメントに収まり切らず、本ページ内でお話しさせていただいております。ご一読いただけますと幸いです。 (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年3月14日 22時