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A side
こ「Aー、入るよ?」
部屋にこもって数時間。
扉を開けたらにぃにが入ってきた。
後ろに人影はなく、にぃにだけ。
「みんな帰ったの?」
こ「うん。打ち合わせ終わったからね。」
「…さっきはごめんなさい。」
こ「何が?」
私のこと心配してくれていたのに、ついカッとなって喧嘩してしまった。
なのに、にぃにはそんなこと気にしてない様に笑ってる。
こ「莉犬くんが届いたら届けに来てくれるんだってね。なんかメンバーも来るとか騒いでたけど。あいつらマジできそうw」
口ではそう言いながら、にぃには少し嬉しそうに笑ってた。
メンバーの皆さんのことが好きなんだなぁ。
「莉犬さん、優しい人だね。」
こ「…そうだね。」
莉犬さんとの会話を、彼がどうやって話したかは知らない。
けれど、少しバツの悪そうな顔をしていた。
「…にぃには、私のことが心配?」
自分でも唐突な質問だと思った。
でも、こんな時じゃないと、にぃにの本心、私は怖くて聞けない。
こ「…心配だよ。A、小さいし、体弱いし、無茶するし、言うこと聞かないし。…あと優しすぎるから心配。人に迷惑かけること、すごく嫌がるし甘えたがらないし。一人暮らししたいのも、仕事がしたかったのも、父さんと母さん安心させたいからでしょ?」
にぃにには全部バレてたんだ。
「…番うのは怖いんだ。一番それが2人を安心させてあげられるのはわかってるけど、ちゃんと好きな相手じゃなきゃ、2人とも、自分のこと責めるでしょ?オメガに産まれさせたばっかりにって。」
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夢花(プロフ) - フェロモン怖ぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (2021年4月11日 23時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» 確認ありがとうございます。私のわがままを押し付けるような形で申し訳ありません。ぜひ、ログインされました際にはご期待に添えていればなと願います。いただいたお時間無駄にしないよう少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございます。 (2021年4月11日 9時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 読ませて、いただきました。ご丁寧に有難うございます!ログインしてみようかなと考えています。他の作品も楽しみにしています!これからも、頑張ってください。m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 8208016f57 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - まっちゃさん» お手数をおかけしてしまいまして申し訳ありません。私自身がまだあまりうらツクのシステムを理解しきれておりません故…。ページに入れた際には楽しんでいただけたら幸いです! (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!他作品まで読んでいただけて、とても嬉しいです。 続きページの件につきましては、コメントに収まり切らず、本ページ内でお話しさせていただいております。ご一読いただけますと幸いです。 (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年3月14日 22時