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Satomi side
涙を拭ったそのとき、ちょうどガチャリと部屋の扉が開いた。
こ「ちょっと〜、初対面で人の妹泣かせないでくれるー?」
げ、ころん。
何を察してなのか、ニヤニヤとしながら俺を見てる。
さ「泣かして…いや、俺が泣かせたのか?…ごめん。」
「ちがっ…。」
こ「ふふっ。まぁ嫌がってないからどうでもいいけど。」
嫌がってない?
どう見てもさっきめちゃめちゃ嫌がられたけど?
否定も肯定もせずにころんを見つめてるAちゃん。
こ「体調どう?」
「少し休んで良くなった。…けどまだちょっと気持ち悪い。」
こ「そっか。」
困ったように笑ってAちゃんの頭を撫でるころん。
Aちゃんはそれを嬉しそうに受け入れている。
こ「ご飯食べれる?つってもみんなが買ってきてくれたやつだけど。さとみくんもまだ食べてないじゃん。急にAのとこ行くって言い出すし。」
さ「そう言えば腹減ったかも。」
「ふふっ。かもって自分のことじゃないですか。」
やっと笑った。
ふわっと笑ったその顔が可愛くて、ドキリとする。
その顔をじっと見つめてしまい、その視線に気づいたAちゃんは、俺からすぐに視線を逸らした。
こ「行こ。」
「はーい。」
俺から逃げるようにパタパタところんに着いて行くAちゃん。
俺はそんなころんとAちゃんに付いていった。
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夢花(プロフ) - フェロモン怖ぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (2021年4月11日 23時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» 確認ありがとうございます。私のわがままを押し付けるような形で申し訳ありません。ぜひ、ログインされました際にはご期待に添えていればなと願います。いただいたお時間無駄にしないよう少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございます。 (2021年4月11日 9時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 読ませて、いただきました。ご丁寧に有難うございます!ログインしてみようかなと考えています。他の作品も楽しみにしています!これからも、頑張ってください。m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 8208016f57 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - まっちゃさん» お手数をおかけしてしまいまして申し訳ありません。私自身がまだあまりうらツクのシステムを理解しきれておりません故…。ページに入れた際には楽しんでいただけたら幸いです! (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!他作品まで読んでいただけて、とても嬉しいです。 続きページの件につきましては、コメントに収まり切らず、本ページ内でお話しさせていただいております。ご一読いただけますと幸いです。 (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年3月14日 22時