志摩さんといっしょ

カルガモ ページ39

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『…志摩さん。』



志｢ん？｣



『私志摩さんに振られちゃったらメロンパン号のハンドルに生まれ変わるね。』



志｢は？｣




当番終わり、シャワー浴びて寝室に向かおうとしたら突然発せられたこの言葉に、俺はこの2文字しか返せなかった。



…いやいや｢は？｣だろ。万人が｢は？｣って返すだろ。なんだメロンパン号のハンドルって。



Aが突拍子も無いのも意味の無いこと言ってるのもいつも通り、何も驚くことはない。



ただ、今回は。




志｢…まずなんで俺がAを振る前提なんだ。｣




『いや私は振らないし』




志｢俺も振らない。振る理由がない。｣




『え〜？♡』





そこで照れるか。


眠気MAXだが放っておけない。



とことん聞くしかないと観念して、ソファでくつろぐAの隣に腰かける。






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