志摩さんといっしょ

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志｢…。｣





『…志摩さん？』





スマホ机に置いたのに頭抱えたまま動かないから、引いた？ごめんね？って上目遣い。



あざといって言われても仕方ない！これはわざと！




志｢勘違いで嫉妬するとか…｣




バカだな俺。ほんとに悪かった。って何回も謝るからこっちまで萎縮しちゃう。





『もう謝らないで？勘違いさせちゃうような文面で送った私も悪いし、逆の立場でも絶対勘違いしちゃうと思う。』





志｢…。｣





『確かに言われたことは傷ついたけど、思ったことないってさっき言ってくれたし、抱きしめてくれたし。』





別れちゃうのかなって思ったから、いま一緒に居れるだけで幸せです。




そう言って微笑んだら、あっという間に志摩さんの腕の中。





『えへへ、私は志摩さんだけだからね？わかった？』




ふざけて聞いてみたのに、




志｢…俺も、Aだけ。｣




なんて甘い言葉で返してくれるから。




『…ありがと。』




泣いてるのバレてるのかバレてないのか分かんないけど、頭優しく撫でてくれて。





…志摩さんが感情的になるとこ久しぶりに見た気がする。いや、初めてかも？




これからどんなことがあっても、ケンカして仲直りして、ちゃんと話し合って。


私たちのペースで歩いて行けたらいいな。





そう思いながら、志摩さんの背中に回す腕に、力を込めた。





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「想い」fin


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