1. 双子 ページ1
「起きてー！朝ご飯遅れるよー！」
大きな掛け声と共に照らし出す日光。
思い瞼を開けば、また新しい日がやって来たんだって改めて実感する｡
そんな中、ひょこっと私の目の前に写り込んだ
オレンジ色の髪、緑色の瞳を輝かせて
太陽の様に笑う少女が覗く｡
「おはよう、A！！」
『おはよう､エマ。早起きだね。朝ご飯は逃げないのに、』
クスリと笑い出すと、彼女は拗ねるように
馬鹿にしたって言うが､
弟達や妹の仕度の準備を手伝わないとねと
直ぐにお姉さんらしい態度で
相変わらず張り切っていた。
元気で明るい少女は最年長のエマ｡
今日も賑やかになりそう。
「あっ、あとAの髪を結びたくて…。
前、ギルダに可愛い結び方を教えてもらったからさ。」
頷くと、エマは私のいるベットの横に座り
器用に髪を結んでくれた。
いつものポニテールの髪型に三つ編みを入れ込み､後ろに潜らせた。
「出来たよ！私は癖っ毛で短いから､Aの髪が羨ましいよ〜｡」
『そんなことないよ
、エマの髪質は私より柔らかくて触り心地がいいんだから。』
エマの触角部分を見れば、言葉に反応しているみたいで、嬉しそうに跳ね上がる｡
『今日もありがとうね､エマ。』
「当然でしょ！Aなら特にね。」
さぁ、みんなの所に行こうと
エマに手を引っ張られて行く私は
緑色の瞳を輝かせ、オレンジ色の長い髪を揺らしながら部屋を後にした。
--------------
「おはようコニー！リトルバニーも」
『おはようドン､ギルダ、フィル！』
食堂に向かう途中にギルダ達に挨拶を交わす
「おっ！おはよう！エマにA、
ん？A、髪型変えたんか？」
ドンの問いにエマは誇らしげに私がやったんだよと彼らに自慢した。
「本当に仲良しね。GF孤児院一元気な姉のエマに、孤児院一おしとやかな妹のA｡」
私達はお互いに見つめ合って笑い
「『だって双子だもん/だもの！』」
そう、私達はこの孤児院で唯一の
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ありす - 続きが気になりますー！最年長全員が片思いしていてとてもキュンキュンしました！これからも頑張ってください！ (2019年6月2日 15時) (
レス) id: f32f67d3c0 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 頑張ってくーだーさい！！ (2019年4月6日 13時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - 凄く面白いです！最後に誰が誰と結ばれるのか気になります！これからも頑張ってください！ (2019年3月21日 23時) (レス) id: 74012f0d95 (このIDを非表示/違反報告)
minori0405(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ちきれないです！頑張ってください (2019年3月19日 2時) (レス) id: 9169d3c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
音海 永愛(プロフ) - 面白いです！でも所々に誤字脱字が……。ゆういつ、優位→唯一。助詞がないのが気になります。上からですみません。 (2019年3月2日 8時) (レス) id: a04e929a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾葉メグ | 作成日時：2019年1月29日 0時
