ホットミルク。（ar ×in） (ページ35)

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34杯目ページ35

伊「ん、だいぶ腫れ引いたじゃん」

有「ありがと、伊野ちゃん」

重たかった目はだいぶ軽くなって

伊野ちゃんがはっきり見える

薮「じゃあ俺今日は帰るわ

じゃあね、大ちゃん！」

有「はい、また」

玄関のドアが閉まる音がすると

伊野ちゃんが手を引っ張って二階へとあがらされる

有「伊野ちゃん？」

ある部屋に入っていくと

色んな教科書とかが並べられ

綺麗に片付けられている伊野ちゃんの部屋

伊「大ちゃんのばか～！

昨日さ、話した時

案外平気そうだったから少し寂しかったんですけどー」

有「だって、辛いの伊野ちゃんだし...」

伊「の割にはまぶた腫れちゃうくらい泣いてて

可愛すぎんの、そうゆうのズルい」

有「でも、行かないでって言ったら伊野ちゃん困るでしょ？

変えられないもん...」

どんどん伊野ちゃんの顔が見えなくなって

下を向いてしまう

伊「俺さ、出発明日なの、結構早くてさ

けど、半年だから。

母さんに全力で頼み込んだ

だから半年もそこそこ長いけど、待ってて欲しい」

馬鹿じゃないの

待たないわけないじゃん

有「いいよ、ずっと待つ

だから、絶てぇ体調崩すなよ

あと帰ってきたら沢山お土産話して沢山ギューして

勉強、教えてね？」

伊「もちろんだとも。

帰ってきた時は絶対離さねぇから」

伊野ちゃんの抱きしめる力は強くて

安心できて

頑張ろうって思えた

有「行ってらっしゃい、伊野ちゃん」

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あけましておめでとうございます!!

今年も沢山小説を書いていくので

よろしくお願い致します!!