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33杯目 ページ34

いつの間にか目が覚めるとベッドの上



寝落ちしたらしく昨日の服のままだった



今日は学校があるからと着替えに行くと



有「うわっ、パンパンに腫れてる」




これで学校行くのはな...



仕方なくズル休み



熱が出たことにしてある




まぁ、落ち着きたかったしね、









部屋に戻るため階段を上ると


窓から伊野ちゃんちが見える




玄関前で伊野ちゃんと知らない男の人が話していた



2人とも楽しそうで胸がズキっとなる



そのまま知らない人の顔がいのちゃんに近づいて...


っては?!



キスしているようにしか見えない絵面



急いで階段を駆け下り二人の元へ







有「伊野ちゃんから離れて!!」



伊「え?大ちゃん?」




?「え?あぁ、伊野尾の教え子?」




男の人は伊野ちゃんの髪の辺りから手をゆっくりおろした




伊「大ちゃんどうしたの?

てかめっちゃ目が腫れてるじゃん

一旦家の中入って、冷やすもの渡すから」




伊野ちゃんのバカ...



中に入れば即タオルで包まれた保冷剤をくれた



目を冷やしてると伊野ちゃんから質問が次々に飛んでくる



伊「で、あんな急いで出て来てどうした?

泣きすぎて腫れてるし

学校はどうしたの?」




有「伊野ちゃん...留学」




伊「それは、ほんとにごめん...」




有「伊野ちゃん...きす」




伊「え...?」




有「目腫れてて山田たちに見られたくなくて休んだ」




伊「そっか...あの、キスって?」




有「さっき、男の人ときす、してた


楽しそうだった」




思い出せばまた涙が出てきてしまう





?「伊野尾、この子勘違いしてるんじゃね?」




俺の知らない男の人の声



あ、たしか高木さんがひかるくんって結構前言ってた気が...




有「ひかるさんって方ですか?」




伊「あれ?大ちゃんひかるのこと知ってたっけ?


この人ひかるじゃないけど」




あ、ひかるじゃないんだ



有「高木さんと初めてあった時言ってたから」



伊「あー、言ってたかも


じゃあ、大ちゃんに紹介するね?


俺の代わりに家庭教師をお願いした薮だよ」




薮「薮宏太です、よろしくね!

薮でも宏太でも薮ちゃんでも!

とりあえずあだ名で呼んでね!」




有「あ、じゃあ、薮ちゃんで」




伊「あと俺、薮とキスしてないよ?」




え、キス、してない..?



薮「多分伊野尾の髪についてたゴミとった時

勘違いしちゃったんじゃないかな」



え、勘違い...?


恥ずかし...

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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時

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