31杯目 ページ32
有「日曜なのにごめん、家きちゃって」
伊「どーしてそんなこと言うの?
俺的には愛しの大ちゃんきてくれて
すごく嬉しいんですけど」
つ、つい、伊野ちゃんのことが心配で来てしまった
もちろん、勉強で分からないとこあるから聞きに来た
って言うのが大前提
でも、伊野ちゃん無理してるよね
目の下のクマができてる
伊「わかんないとこってどこ?」
有「ここんとこ」
伊「あーここね、大ちゃんここほんと苦手だねー」
なんて言いながらわかりやすく説明してくれる
いつもと変わってない
有「あ、そーゆーことか」
伊「分かった?」
有「分かった、ありがと」
伊「いーえ、どういたしまして!」
もう、帰らないと、かな、
伊「大ちゃん、どうした?」
有「どうもしてないよ?
それより伊野ちゃん最近忙しそうでしょ?
俺いるとゆっくり出来ないと思うし
そろそろ帰るね」
また明日、
それだけを言い残し玄関へと向かった、
はずなのに、
有「え、伊野ちゃん?」
伊「気ぃ使わなくていいの
てかむしろいて欲しい、」
有「え、でもいいの?
俺いるとゆっくり出来ないよ?」
伊「確かに最近いろいろある
その分大ちゃんと話せなくなって疲れ取れないの
大ちゃんが良くてくれた方が安心する」
ソファへと連れ戻され伊野ちゃんの膝の上に座らされた
しかも向かいあって
有「せめて反対向きに...
はずかしい、から....」
伊「ふふ、大ちゃんの顔真っ赤
可愛いからこの向きしかダメ」
優しく腰へと腕を回される
時計のチクタクとした音が遠く聞こえて
恥ずかしくて...
伊「大ちゃん、」
何故か伊野ちゃんの呼ぶ大ちゃんが切なく聞こえる
吸い込まれてしまいそうな瞳に目がいってしまう
伊「大ちゃんってさ、遠距離恋愛とかどう思う?」
有「え、遠距離恋愛?」
あれ、だよね、
あのー、ドラマとかでよくあるやつ
有「すごく、辛いだろうなって、
伊野ちゃんと離れるの嫌だから...」
伊「そうだよね、俺もやだ」
伊野ちゃん、、伊野ちゃんは何を言いたいの?
伊「ごめんね、大ちゃん...
俺、留学しなきゃならなくなった」
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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時