29杯目 ページ30
それから生活はガラリと変わったわけじゃないけど
週三日相変わらず伊野ちゃんに勉強を教えてもらい
土日は伊野ちゃんや知念、
時には高木さんにまで教えてもらってる
母ちゃんたち帰ってきてるから
会えるのは家庭教師の時だけだけど
毎日ちょっとしたメールを送り合うのが俺らの日常
伊「はい!今日はここまで〜
大ちゃんほんとによく頑張ってる!
次のテスト期待できるんじゃない?」
有「まだ気は抜けないよ、
俺には新しい目標ができたから!」
伊「なるほどね〜、どんな目標?」
有「伊野ちゃんと同じ大学に入る!」
伊「それは楽しみだなぁ、あ、学部は決まった?」
有「がく、ぶ?」
そんなのあったっけ?
そんなの何も考えてなかった....
伊「うちの大学結構学部あるからね?
ホームページ見てよーく考えなね!
ちなみに俺は建築学部、たかぎは教育福祉学部
山田は文学部、知念はスポーツ学部?を目指してるってよ
俺知念のやつあんまり知らねーや」
山田たちもちゃんと考えてる...
有「分かった、ちゃんと考える」
俺にはどんな分野がいいんだろう
やりたい仕事とかなんて考えたこと無かった
けど、俺を変えるきっかけをくれたのは伊野ちゃん
だから伊野ちゃんをいつまでも追いかけていられる
俺が全力で頑張れる仕事に着けたらな
伊「大ちゃん、このプリントって、面接?」
有「あー、なんかね、担任から貰った」
中学生の時とかでやった感じの面接のやつ
伝わる人、いる?いや、いないか
俺もよくわかんない
伊「なるほどねー、長所短所とか趣味とかは分かるよ?
これなに?好きな食べ物や飲み物って。
その理由も答えなさいって...」
え、なにそれ
有「どんな変わった質問にも答えられるように、とか?
伊野ちゃん、好きな食べ物や飲み物はなんですか
その理由も教えてください!」
伊「んーと、ね、
俺の好きな飲み物はホットミルクです
甘く優しい味がして
一番思い出の詰まった飲み物だからです。
こんな感じ?」
伊野ちゃん、凄い....
有「あ、はい!って言い忘れてる!」
伊「あ、そーだった(笑)」
有「伊野ちゃん、ホットミルク好きだったんだね」
伊「うん、昔から大好きだよ?
特に大ちゃんのは格別。めっちゃ美味しいから
また作ってほしーな?」
有「考えとく(笑)」
また、頑張ってつくろーかな、
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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時