ホットミルク。（ar ×in） (ページ28)

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27杯目ページ28

机にｺﾄｯと音を立ておかれたマグカップ

中からは白く儚い湯気

甘く優しい香りに包まれる

伊「これって、ホットミルク？」

有「そうだよ、沢山調べて作ったの。

伊野ちゃんにはかなわないけどね、」

伊「何それ、すごく嬉しい

じゃあいただきます」

ドクンッドクンッと心臓がうるさくて

すごく、指先が震える

伊「んっ、大ちゃん

めっちゃくちゃ美味しい！」

顔を上げて俺を見た伊野ちゃんは

すごく可愛い笑みを向けた

伊「あれ？大ちゃん顔真っ赤だよ？」

優しく俺のほっぺたを包み込む伊野ちゃんの手

恥ずかしくてどんどん顔が熱くなる

伊「大ちゃん、こっち向いて？

大ちゃん、だぁいちゃん」

無理、恥ずかしすぎて

伊野ちゃんを見ることなんてできない

恥ずかしくて下を向いてる俺に

伊野ちゃんの唇が下からすくいあげるように

俺の唇と重なった

伊「あ、やっと見てくれた」

有「い、いいい伊野ちゃん、今」

きっと俺の顔はトマトだろう

大好きな人からのきす

初めての、きす...

伊「あ、っごめん、」

そういい俺の唇を拭おうとしてくる手をとめた

有「だい、じょうぶ、だから」

伊「大、ちゃん、、」

有「俺、伊野ちゃんのこと好きなの、大好きなの！！

家庭教師とか関係なく。

恋愛感情で、好きで、その...」

なんて伝えたらいいんだろう

もちろん伝えたいことは沢山ある

だけどなかなか言葉が出てこない

中途半端な伝え方だけど

伊野ちゃんは優しく微笑み

俺の右手首を引き寄せ抱きしめた

有「伊野、ちゃん...俺、」

伊「大丈夫、もう言わなくていいよ、

俺も大好きだよ、大ちゃんのこと、恋愛感情で」

有「えっ、」

ほんとう、なの？

伊「好きで好きでたまんないから

妬いちゃったりしたの。

もー、大ちゃん可愛いんだから」

有「...伊野ちゃんのバカ」

宙ぶらりんになっていた手を

力強く伊野ちゃんの背中へとまわした

伊「大ちゃん、大好きだよ」

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ありがとうございます(´；ω；｀)！

投稿頻度低めですみません(´；ω；｀)

1月末までには完結できるよう頑張ります！