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26杯目 ページ27

家の中に入ってもなんだかソワソワして


高木さんが伊野ちゃんの家の方に

入っていったとこを見た時は安心した





けど高木さんが戻ってこなくて...



何やってるの?

まさか伊野ちゃんと付き合っちゃった?!



弱ってる時手を差し伸べられたら

恋しちゃう的なやつ?!






様子が気になりすぎて

玄関とリビングを行き来していると


インターフォンが鳴った




有「高木さん?!」



急いでドアを開ければ

勢いよく抱きしめられた



ちょっと早すぎて顔は見えなかったけど



これは絶対




有「伊野ちゃん?」



伊「大ちゃん俺のこと知り尽くしてんの?笑」



鼻声で話す彼は

帰り話した時とは全然違う




有「俺、伊野ちゃん好きだもん

だから分かるよ」




伊「ありがと、

あのさ、大ちゃんに話があって...」



伊野ちゃんが話してる最中

その会話を邪魔するかのように

玄関に通知音が鳴り響いた



伊「ちょっと確認していい?

たかぎじゃないからさ」




有「うん、」



伊野ちゃん友達まだ何人かいたよね?

その誰か、かな




メールを読む彼の顔はどんどん険しくなって


すごく、嫌な予感がした


女の勘ならぬ有岡の勘...





伊「ご、ごめんね、大ちゃん

そ、そう。話したいことあってさ!」




有「う、うん。聞くよ?

一旦リビングに行こ。ここじゃなんだし」



急に伊野ちゃんがおかしくなった


すごく、動揺してる感じで伊野ちゃんらしくない


高木さんなら分かること?



俺じゃ、分からないこと、なんだよね、




伊「じゃあ話すね。

まずはごめん、帰り嫌な態度とっちゃったよね」



有「大丈夫、」




伊「その、

今日大ちゃんが図書館で友達と勉強してる見たんだ

すごく頑張ってるんだなってすごく嬉しかったんだけど

俺、教え方下手だったかなとか考えちゃって



大ちゃんは悪くないよ?

俺が勝手に妬いちゃっただけ」




すっと飲み込まれてしまいそうな黒い瞳


そんな伊野ちゃんの姿に


ドキッとしてしまった




有「ごめんね、伊野ちゃんを驚かせたかった


ちょっとでもいいから褒めてもらいたかって言うか...


伊野ちゃんの教え方すっごく分かりやすくて好きだよ!」





伊「そっか、良かった...」





有「あとね、

伊野ちゃんにちょっと作ってあげたいものがあるの

時間ある?」




伊「もちろん、」



こっそり練習したの、山田にも教えてもらわず

自分でひたすら調べてね

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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時

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