ホットミルク。（ar ×in） (ページ25)

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24杯目ページ25

勉強を教えてもらった帰り道

知念と山田はよる場所があるらしく一人で帰ってた

伊「だーいちゃん」

振り返れば大好きな伊野ちゃんの姿

けど、いつもより元気がなさそうにも見えた

病み上がりだから、、だよね

有「伊野ちゃん、久しぶり」

伊「久しぶり！もー、散々だよ

元気になっても家からでるなー！って

たかぎが監視するからバレるしさぁ」

有「でも今日から外出許可でたなら良かったじゃん？

心配したんだから」

伊「...大ちゃん、なんか変わったね、

大人になったっていうか...」

急に言われて少し固まってしまう

伊野ちゃんの表情は

少し寂しそうというか...

有「そんなことないと思うよ？

俺子供っぽいし笑

それより伊野ちゃんのが元気なさそうに見える

病み上がりで辛い？」

伊「いや、、、」

伊野ちゃんが、なんかおかしい、

伊「ごめん、今日は早く帰ってこいって言われてるから

また明日ね？」

有「う、うん。また明日」

やっぱ、おかしい

そこで高木さんへメールを入れて置いた

また伊野ちゃんが熱出た時のためとかにね

交換したんだよ、夜中にね

確かに熱があるような感じはしなかった

家の前でいつも別れるのに

家に着く前に伊野ちゃん走っていっちゃった

それがなんか寂しくて悲しい

普段ならありえないのに

少し長く感じた家にやっとたどり着いた時

伊野ちゃんの家の方から泣き声が聞こえてきた

その声が伊野ちゃんだとわかるまでに時間はかからなかった

けど、伊野ちゃんに声をかけることは出来なくて

つい家の中へと入ってしまった

有「伊野ちゃん....

どうしちゃったんだろ...」