23杯目 ページ24
有「ねね、知念さん
基礎のここ計算し直しても解けない」
間違えた2問はとき直すことが出来たけど
1問だけ解き直しても答えが同じだった
知「ここ、数字入れ替わっちゃってる
そこは入れ替えちゃダメ、答え変わっちゃうから」
有「あ、ほんとだ、」
山「ちぃ、ここさ、これで合ってる?」
知「ん、合ってる
これが出来たなら
苦戦してたこの応用もできるんじゃない?」
山「あ、そっか、やってみるわ」
知念、忙しそうだな
そんな時通知音が俺のカバンの中から聞こえた
知「ちょ、大貴。ここ図書館だからマナーモードにしなよ」
有「わり、」
スマホの画面がぱっと明るくなると
伊野ちゃんからだった
『今日から外出許可でたよ
心配かけちゃったり家庭教師もお休みしちゃってごめん
明日からまた家に行くね』
明日からまた伊野ちゃんと勉強できるんだ
楽しみすぎて口元がにやけてしまう
知「ふーん、良かったじゃん」
後ろからこっそり画面を覗き見していた知念と山田
有「ちょ、勝手に見るなよ!」
マナーモードにしてから急いでカバンにしまう
知「ま、土日はどっちにしろ勉強するでしょ?
あ、それとも伊野ちゃんと勉強するの?」
有「いや、無理はさせたくないから」
俺のせいで体調崩して何日も家の中
高木さんが毎日伊野ちゃんちに通ってたみたいだけど
罪悪感とかあってあれから会っていなかった
まぁ、勉強頑張ってたしね。
知「ふーん、基礎の解き直し終わった?」
有「え?あ、終わった」
知「そか、じゃ応用の解説するよ
頭の中伊野ちゃんだらけだろうけど
ちゃんと頭に叩き込んでよね」
知念にはなんでもお見通しか
有「分かってる。」
この光景を伊野ちゃんが見ていたことを
俺は知らなかった
そして伊野ちゃんのことを
少なからず傷つけてしまったことも
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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時