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22杯目 ページ23

伊野ちゃんが体調を崩してから数日

熱は下がったものの体が弱いから外出許可が出なくて

家庭教師はお休み



まぁ、その間知念に教えて貰ってたんだけど

今日は気分転換と言いいつもと違う場所を指定された


有「うわ、でけぇ」




初めてきた都内の図書館

この図書館は自習スペースが充実してるらしい

あと今日は山田もくるらしい



知「あ、遅い、忘れて寝てるのかと思った」



自習スペースへいけば知念から刺のある言葉が...



知「ま、いいや。

けど、大貴は好きな人のことになると一生懸命だよね

数学の基礎テスト範囲

数日で一通り解けるようになってるし」



有「俺結構頑張ったしね」



けど、本当に頑張ったと思う

こんなに勉強したの、今まで一度もないもん





知「今日は初日に解いてもらったテストと

その応用問題のテスト二枚からはじめて


一応数字変えたり文章変えたから」



有「はーい」


とまぁ、本当に先生みたいなことをしてくれるね、

けど、知念が帰ったあとも自習で

数字を変えて計算したりしてみたからきっと解けるはず



早くいのちゃんに教えてあげたい

はやくいのちゃんの驚く顔がみたいな






山「すげ、大ちゃんが真面目に勉強してる

伊野ちゃんって人の力凄すぎ」



知「涼介もわかんないとこあるから来たんでしょ?

なんもないなら帰っていいよ

大貴頑張ってるのに涼介のせいで集中できなくて

覚えられなかったら僕が許さない、」




山「知念もやる気じゃん、

俺は理科のこの計算

応用になった瞬間わかんなくなった」




てな感じの会話が隣から聞こえてくる


知念、本当に優しいよな、言葉の棘は凄いけど



テストの基礎の方はスラスラ解けた

計算ミスの確認とかも軽くしてから知念に渡すと

すぐ丸つけをしてくれる



応用は何となくこんな解き方?ってのは分かってきたけど

分からないのもたくさんあった、すごく悔しい




ひと通り目を通して半分はチャレンジできてて

一応、成長したと思う


...え、成長してるよね?




知「大貴、基礎の方が85点

応用は30点ね」



有「よっしゃ!」



知「いやいや、よっしゃ!じゃないから

30は赤点だから

テストで応用解いたらそれこそ7割間違えるわけでしょ

数学の加藤は応用大好きだからね?」


ちっ、加藤め


知「とりあえず基礎は計算ミスで点数落としてる

まずは解き直しして

そのあと応用の解説するから」



有「分かった」



マジで知念には感謝しかねぇ

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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時

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