私を振って下さい。２ (ページ5)

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光が見えない道の先はページ5

結局ユノから直接連絡はないままで

ユノが言う「男女の友情」があるなら
私に直接連絡してくれても良かったよね？

もう友達でもなくなっちゃった？私たち…

自分がどうしたいのかが分からないまま
時間は過ぎるし
私の殻はどんどん分厚く固くなって行く

素直におめでとうって
言えたら良かったね…

こんなに苦しいと分かっていたら
あなたに恋なんかしなかったのに

目的地だったユノは
もうとっくに違う道を走っていて

一歩通行だった私の気持ちは
もうない道を今も走ってる

何一つ光は見えないまま
式当日、チャンミンが私を迎えにきた

c「行こうか…でも、もし…」

「うん、うん…」

私の様子を見て色々悟ったチャンミンは
余計な言葉は何も発しないでくれて

会場が近づくにつれて
車の中で空気が張り詰める

「ごめんね、チャンミン」

c「何で謝るの」

「うん…」

地下のパーキングに車を停めて
チャンミンはもう一度私を見る

c「もし嫌なら…」

「だい…丈夫」

嘘
全然大丈夫なんかじゃない

心と体は真反対を向いているけど
もう私は行くしかないって
ため息をつく