Y ページ23
３年前のあの日、
Aと一緒に過ごした日からずっと
心の中にAがいて
もう何をしても離れなかった
だけど俺はもう結婚してたから
必死で忘れようとしたんだ
だけど無理だった
もっと言うと、
結婚式の日に見たAの後ろ姿が全てだった
何かが自分の中で動いたのを感じた
本当はこんなのダメだって
言い聞かせたけど
多分もう、その時に自分の心は決まってて
でも結婚すると決めたからには
自分の心を壊しても
それを全うしないといけないと思ってた
だから結婚はしたんだ
どんな気持ちでAがあの日
俺の結婚式に来てくれたか
きっと辛かったよね？
覚悟してきてくれたんだよね？
それなのに
「我慢の限界だ」って
ある日言われたんだ
俺の仕事の不規則さに根を上げて
いつからか会話が少なくなって
それを積極的に俺も埋めようとしなくて
そしたら突然
「誰かいるの？」って聞かれたんだ
妻に…
まぁ、他にいたのはあっちの方だったんだけど
それで、夫婦である意味がなくなったから
離婚したんだ
馬鹿だろ？
それならもっと早くに
自分の気持ちに素直になれば良かった
「来世では一緒になろう」
って言ったけど
今、この人生で一緒になるべきだったんだ
本当はAを愛してたんだから…
でも、もう遅かったんだな
ほんと不器用でごめん
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kae ??(プロフ) - 素敵なお話でした。まさかのunhappy end…できれば来世でhappy endになるお話をお願いしたいです。切ないです… (11月7日 21時) (
レス) @page25 id: 94a1840cb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yunomi | 作成日時：2023年8月12日 20時
