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月の下のふたり ページ15
ガチャ…
y「A…どうしたの？」
考えるよりも先に
ユノの胸に飛び込んでしまう
ごめん…
今まで、こんな事した事なかったから
驚いたよね
涙が溢れて何も言えない私を見て
ユノは察したように
私を部屋へと招き入れた
ため息をつくでもなく
声をかけるでもなく
ユノは黙ったまま
私を抱きしめてくれて
この体温が、
心地よいユノの鼓動の音が、
匂いが、
長い指先が
ユノの全てが懐かしいし
その全てが欲しいの
私の手を引くユノ
無言で私をベッドに寝かせて
後ろから私をハグをして包み込む
ベッドルームの窓からは
本来一緒に見ることの出来ない月が
私たちを照らしている
「ごめんね、ユノ」
y「…」
ユノは何も言わずに
さっきよりも強く抱きしめる
「私の気持ち知ってたよね」
y「…うん」
でもどうにもできなかったね
悲しいけど、
最初からそう言う運命ではなかっただけなんだね
この月の灯りの下で
私は罪を犯そうとしている
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kae ??(プロフ) - 素敵なお話でした。まさかのunhappy end…できれば来世でhappy endになるお話をお願いしたいです。切ないです… (11月7日 21時) (
レス) @page25 id: 94a1840cb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yunomi | 作成日時：2023年8月12日 20時
