音。21 ページ22
貴方side
ユンに見られた事など気にせず食事に向かった
この耳飾り、リルムが昔くれた飾りに似てる
その飾りも盗みで獲ってきた物だったんだね
『はぁ、馬鹿みたい』
?「・・・A?」
名前を呼ばれて振り返る
其処には人影があった
ユン?兄?ヨナ?
暗闇で相手が見えない
?「僕だよ、覚えてる?」
覚えせるも何も
僕って言う人物は知り合いで数少ない
『リルム?』
さっきじわじわ胸の中に現れたリルムだった
なんでこんな所にいるんだろう
なんでこんな所で出会うんだろう
それが運命なら私はこれをどうしたらいい?
リルム「・・・ごめん」
そう一言呟いた直後
私は意識を失った
・
目を開けると家だった
暖かい木のぬくもりを感じる家
『・・・・』
リルム「起きた?」
『起きた?じゃないし』
馴れ馴れしく扱わないで
私に声をかけないで
私に触れないで
私の視界から消えて
そう言いたかった
でも、無理だ
涙が溢れて仕方がない
『……ぅ、ぁ……』
リルム「泣いて良いよ。ごめん。本当にごめん」
私を抱きしめせ何度も謝る
やっぱり私はリルムが好きなのかもしれない
でも、心の片隅に何かが残った
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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2016年4月10日 22時