音。17 【過去編】 ページ18
数日後。
私はリルムを探しに走り回った
今日は親友のユナムも誘って遊ぼうと思った
ユナムはリルムと元々仲の良かった可愛い男の子
弱々しくて、でも同い年で面白い子
知識豊富で読書好き
リルムも知識豊富で逞しい人
2人の間で話すのか最高だった
中々現れないリルムに不安を持ち
ユナムの家へ向かった
『ユナム〜、ユナム?』
布団の上で寝ていた
珍しいな寝坊
近寄りユナムに顔を近づけた
すると口から血を流していた
『ユ、ユナム⁉』
驚き大声を張り上げた
ユナムを揺するが反応が無かった
兄は少し用事でいなかった
リルムを探す為外を出た
その時目の前にリルムがいた
『リルム‼ユナムが、ユナムが‼』
そう叫ぶと少し暗い顔をした
そしてフッと柔らかい明るい顔をした
なんで今その顔をするの
こんな状況でも胸が熱くなる
リルムは私と手を繋いだ
そしてユナムの家から遠ざかった
『リルム、ユナムが』
リルム「うん。死んだ。ただそれだけ」
そう嬉しそうに言うリルム
狂ってるその笑顔
『死んだ?親友のユナムが?』
リルム「親友?僕は一度も親友なんて思った事ないよ。
君さえいればどうだって良い」
狂い狂った笑顔のリルム
そのリルムが私を抱き締めた
どうしよう、拒否しなきゃ
でも出来ない
好きだから
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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2016年4月10日 22時