【名探偵コナン】続・降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

番外：年甲斐もなく大喧嘩１１ ページ4

『一応聞きますけどね、私が仕事辞めて、一番困る方はどちら様ですか？』
「うっ...」
『零くんじゃないよ！！風見さんだよ言っとくけど！！』
「えっ？私ですか！？(やばい巻き込まれた)」


いきなり話題のど真ん中に引っ張られた風見に、風見さん頑張れ、と心の中でエールを送る公安部。


『零くん殆ど登庁しないじゃない！書類の名前は確かに降谷零で上がってくるけど、実際通らなかった時の後処理は風見さんでしょ！いいんですか！？私事で部下にこれ以上迷惑かけても！』
「いつも俺が迷惑かけてるみたいに言うな！！」
「「「「(いや、実際そうだろ...)」」」」



しかし実際問題、会計課の彼女に居なくなられると、ここにいる大半の者が困る訳で。



『あと...まだ公開情報じゃなかったけど、この際言ってしまいますが、再来月から警察庁と警視庁の会計課が合併します』
「「「「「「「「え」」」」」」」」


大半ではなかった、全員だ。


『何故だか分かります？ややこしいんですよ！合同捜査も最近増えてて、行き来したりして残業時間増えてるので！』
「......」
『なので！もし私に味方してくれる方がいらっしゃったら、この指揮官を早急に警察庁へ移送してください！！』
「なっ、」


周りをぐるりと見回して叫んだAと、まさかの展開に息を飲む降谷。


じり、と降谷へと近づく同期4名。


に、続く、50名近くの捜査官。



「降谷...今回ばかりは悪ぃが」
「お前を切り捨てる！」
「Aちゃんが居なくなったら俺らの懐がやばいからね」
「ナタリーに指輪買えなくなっちまう」
「お、お前らっ」

「降谷さん、すみません！！」
「風見まで！！」
「おいお前ら！降谷さんを確保、パトカーへ乗せて安全運転で警察庁までお送りしろ！」
「「「はっ！！」」」



するりと騒がしい輪の中から抜け出した彼女は、待機していた最後の1台の救急車へと向かう。

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