番外:名探偵といっしょ2 ページ27
***
『ふう、結構緊張するもんだなぁ...』
「お、お疲れ様、Aさん」
『ありがとー、ていうか、コナン君も避難して良かったのに』
「いや、それは何かちょっと...(万が一間違えそうだったら気づけるかもしんねーし)」
『...ほんとはね、コナン君に解体経験あったの、知ってるんだけど』
「え?」
『高木くんから聞いたんだ。だけどさ、やっぱ万が一があったとき、責任取るのは大人の役目じゃん?』
「......」
『?どうかした?』
「...あ、いや、何でもないよ」
なんか、やっぱり不思議な人だなって思ったんだよな。なんつーの、責任感が強いっていうか、芯が強いっていうか。
とにかく、安室さんこと降谷さんとキャンキャン言ってるだけでは見えなかった一面が知れて。ちょっと新鮮だった。
とは言え。
◇某銀行にて
「強盗だ!!この鞄にありったけの金を詰めろ!!」
『自分から強盗だって...言うんだ、本当に』
「ちょっ、Aさん!こっち!」
とりあえず彼女だけでも、と近くのトイレに引っ張る。やべ、女子トイレだった。
「とにかく、今目暮警部に...」
『あ、目暮警部ね、今日会議だからちょっと待って』
「え?う、うん」
『あ、もしもし伊達くん?今警視庁ですか?』
〈おう!どした?A〉
『実は銀行強盗に巻き込まれまして...今トイレから連絡してるんだけど、』
〈なっ!?分かった、直ぐに出る!〉
『お願いします。□□銀行△△支店ね。人質の数は従業員と客合わせて20〜25人くらい、犯人は拳銃所持武装済みで見えた範囲で3人です』
〈了解!〉
「...よく見てるね」
『え?あぁ、瞬間的な記憶には少し自信があるかな?テストとか一夜漬けタイプだし』
「(それちょっと違う気が...)」
『で、どうします?毛利小五郎の知恵袋くん』
「え?」
『このまま伊達くん達が来るまで隠れているか、犯人をお縄につける方法があるなら協力するけど...』
「...警視庁から結構近いし、待機しよっか」
『そう?』
「...Aさん、それ誰から?」
『?あぁ、なんかさー黒田管理官から目ぇつけられてて、時々お茶させられるんだよね』
「へ、へぇ...(あの人とお茶!??)」
なんか、調子狂うんだよなぁ。
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MEGUMI(プロフ) - 応援してます!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - MEGUMIさん» コメントありがとうございます!!自分のテンション上げて書いていきます!← また良かったらお付き合いください〜! (2019年11月8日 15時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 全て読みました!めっちゃ面白い!!!早く続きが読みたいなぁ…(笑) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - sachocoさん» コメントありがとうございます!!勢いだけで詰めが甘くてすいませんと思ってたのでコメントに凄く励まされました(´TωT`)今後もポツポツ更新頑張ります!宜しければお付き合い下さいませ! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
sachoco(プロフ) - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて、一気に読んでしまいました(^o^)今後の展開もとても楽しみにしています!素敵な作品をありがとうございます。 (2019年11月4日 1時) (レス) id: 6ffe0b9ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年11月1日 3時