番外:降谷零の独白3 ページ23
『降谷くーん、ちゃんとこの書類の確認させてくださいよ、私の残業時間をそんなに増やしたいのか』
「...タメ口で、」
『はい?』
「タメ口で、俺の事名前で呼んでくれたら起きる」
俺がこんな、スヌーズ繰り返すなんて事、彼女の前でだけだって気づいてないんだろうか。いつもならむしろアラーム鳴る前に起きる。
まぁ、どうせいい加減にしろって言われるんだろうな。お前こそ、仮にも男に度々抱き枕にされて少しも意識しないなんていい加減にしろ、
『...零くん』
「っ、はぁ!?」
『ふふ、そんな飛び起きなくても。こんなので起きるなんて、案外安上がりだね』
そう言ってけらけら笑うから。
「...A、」
『うん?』
「キスしたい」
『はい?』
あ、思わず心の声漏れた。
『...いやいやいやいい加減にしろ、せめてそう言うのは告ってからにしようよ』
「付き合ってからの間違いじゃなくて?」
『揚げ足取るなし』
「だって告白ならしただろ」
『え?いつ??』
「責任取るって言った」
『正気か』
え、何で?と問えば、気持ちを聞いてないからと返ってきて。気持ち...気持ち?
『だっ、だから!普通、好きだから付き合おうとかあるでしょ!言い方!』
「あぁ」
そう言えば、好きって言ったことなかったな。というか、何だか自分の中でもうこの気持ちが当たり前すぎて、盲点だった。
「A、好きだ。俺と付き合って」
『っ!!秒で言うの...任務がどうとかって、前言ってたのに』
あぁ、それな。まだ組織壊滅してないんだよな。もう少しだと思うんだけど。
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MEGUMI(プロフ) - 応援してます!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - MEGUMIさん» コメントありがとうございます!!自分のテンション上げて書いていきます!← また良かったらお付き合いください〜! (2019年11月8日 15時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 全て読みました!めっちゃ面白い!!!早く続きが読みたいなぁ…(笑) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - sachocoさん» コメントありがとうございます!!勢いだけで詰めが甘くてすいませんと思ってたのでコメントに凄く励まされました(´TωT`)今後もポツポツ更新頑張ります!宜しければお付き合い下さいませ! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
sachoco(プロフ) - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて、一気に読んでしまいました(^o^)今後の展開もとても楽しみにしています!素敵な作品をありがとうございます。 (2019年11月4日 1時) (レス) id: 6ffe0b9ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年11月1日 3時