【名探偵コナン】降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

◇い◇◇◇き◇ ページ3

あれから何だかんだあって、降谷くん、諸伏くん、松田くん、萩原くん、伊達くんと仲良くなってしまった。

なんかさ、私が単純な憧れでこの職に就いたのに対して、あの5人ってなんか影があるって気づいちゃったっていうか、なんて言うか。

まぁ、降谷くんと松田くんとの一件で、その反射神経で何で警察官志望じゃないのかって聞かれて答えたら、みんな同情してくれたんだけど、そんな事とは比べられない感じの。




なんて、考え事してたらお昼休憩が終わるまであと5分になってて、慌てて片付けて休憩室を出る。

と、後ろから名を呼ばれて振り返ろうとした、ら。



「出動前にAちゃんに会えるなんてラッキー！今日も可愛いね！あれ？ジャンプー変えた？」
『萩原くん、廊下で抱きつくのはやめてください』
「廊下じゃなかったらいいって事？」


くそ、日本語って難しい。というか、出動前って、と今度こそ振り返れば、そこには防護服姿の萩原くんと松田くんが。


『そっか、出動命令かかったんだ』
「おー、初仕事ってやつ」
『...気をつけてね』


彼らの腕は知っているし、きっと、いちいち心配してたらキリがねー、とか言い出しそうだけど。それでも。


「んな顔してんじゃねーよ」
「ほら、昼休み終わっちゃうよー？」
『っ、ちゃんと帰ってきてね！』


アンタが引き止めたんだろうというツッコミを入れられる空気でもなくて、手を振る2人に返して会計課へと小走りで戻る。

彼らの無事を祈りながら、午後の仕事に取り掛かったのだが、まさか後日こんな請求書が来ようとは。






『何ですかこれ、何で1回の出動で防護服及び爆発物処理車までおジャンに...』
「爆弾つーかちょっとした爆発物だったからソレで処理しようとしたら」
「様子見してたらしい犯人が車で突っ込んできて〜」
『それは大変でしたね、で、防護服は？』
「帰り道、考え事してたらくわえてたタバコ落としちまって焦げた」
『出動中は禁煙しなさいよ松田くん！いい加減にしてください！！』

◇か◇◇◇の◇→←◇い◇◇◇す◇

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