番外:あむぴに差し入れ3 ページ19
『あっ!君もしかして、キッドキラーの子!?』
「えっ...よく知ってるね」
『新聞何度か載ってたでしょ!覚えてるよ〜』
はい、終了でーす!!風見さん、私には無理でした。私ほんと、ただの事務職員なんで、演技とか出来ないんで!!
つまりこの子、キッドと頭脳戦繰り広げられるから新聞とか載っちゃた訳でしょ?無理無理、私より頭の回転早いわこれ。無理ゲーだわ。
「とにかく入ろ?僕お腹すいちゃった」
『え、えぇ...オススメあったら教えてくれる?』
ちょ、待ってまだ心の準備が!!と思う間もなく、私の手を引いて少年はポアロのドアをくぐってしまった。マジか。
「いらっしゃいませ〜!あ!コナン君!」
「梓姉ちゃんこんにちは。2人でお願いできる?」
「は〜い!こちらへどうぞー」
入ってしまったのだから仕方ないと、出来るだけ俯いて少年ーーコナン君だった、名前。そうそう、江戸川コナン君だーーの後をついて行く。視界の中に、降谷くんは居ない。休憩中とかかな?
「僕はハムサンドとアイスコーヒーにするけど、お姉さんはどうする?」
『えっ、あ、じゃあ私も同じの...コーヒー飲めるの凄いね』
「え"っ...あはは、飲んだら意外とハマっちゃって...梓姉ちゃん!注文お願い!」
ん?なんか今のちょっと演技くさかった?いやいや、その前に自分の演技心配しなきゃ。
とりあえず様子見しつつ、降谷くんの姿が見えたら駆け寄って"初めて見た時から気になってました!これ、良かったら!"で行こう。うん。これなら降谷くんからしても、初見だか常連だか気にする必要もなく受け取ればいいだけだ。
...えっ、これ、私が言うんだよね。安室さんだけど中身降谷くんに対して、初めて見た時から、気になってました...?いやいやいや、初めて見た時って私殴られかけてたじゃん。ないわーそんなドMじゃないわー。
だかしかし、これしか無いならーー
「あれ、コナン君来てたんだね」
「あ、安室さん」
やばい、背後からの気配に気づかなかった。コナンくんと向かいあわせで座ってる私の顔は、まだ彼から見えてないけど、ここで気を利かせて"あれ、君は..."とか振られたらジ・エンド!!
つまり!今しかない!!今でしょ!!!
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MEGUMI(プロフ) - 応援してます!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - MEGUMIさん» コメントありがとうございます!!自分のテンション上げて書いていきます!← また良かったらお付き合いください〜! (2019年11月8日 15時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 全て読みました!めっちゃ面白い!!!早く続きが読みたいなぁ…(笑) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - sachocoさん» コメントありがとうございます!!勢いだけで詰めが甘くてすいませんと思ってたのでコメントに凄く励まされました(´TωT`)今後もポツポツ更新頑張ります!宜しければお付き合い下さいませ! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
sachoco(プロフ) - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて、一気に読んでしまいました(^o^)今後の展開もとても楽しみにしています!素敵な作品をありがとうございます。 (2019年11月4日 1時) (レス) id: 6ffe0b9ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年11月1日 3時