【名探偵コナン】降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

番外：管理官といっしょ１ ページ15

◆ゼロシコ後


自分で言うのも何だけど、私は割とポジティブな性格だと思う。ちょっとやそっとじゃへこたれないし、なんかこれは確実にアイツらの影響だと思うけど、よっぽどの事で無ければ動揺する事もない。



だから、先日のIoTテロ事件の後、公安部と捜査一課から送られてきた請求書を見ても、あぁまぁ想定内ですよねーやりますよー私の仕事ですからーみたいな感想だった。

元凶の半分は犯人だと思うけど、もう半分は降谷くん達のせいだと思った(RX-7とか廃車レベルだったし、線路とか電車とかマジWhy？しか言えない)けど、結構な怪我してたから文句は言ってない。

というか、あれはもはや通すとか通さないとかではなくて、上から下まで項目と金額に間違いがないかチェックするしかないレベルだった。1番上の項目が"国際会議場"って時点で、もう察して欲しい。



と、まぁいつもと違って真面目に語ってしまうのは、あれだ、今まさに、私は動揺している。お昼休憩時、この多くの人々が行き交う警視庁の1階ロビーで、私は今、久々に冷や汗というものを体感している。


あっ、ちょっと今目があった高木くんと美和子ちゃんにおもっくそ視線を逸らされた！！いや分かるよ、私だって多分同じ立場ならそうする。可愛い後輩に頼るなんてことしないよ。

...何故警視庁に居るかというと、ちょっと資料を借りに来たからだったんだけど。




「...君が岡本Aくんで間違いないか？」
『っ、はっ！そうであります！』


何故！！私は今！！黒田管理官に話しかけられている！？？

思わず敬礼してしまったわ。


「...昼はまだかな？」
『はっ？あ、すみません、これからです』
「そうか...鰻の美味い店がある。一緒にどうだね」


そこでいえ、遠慮しますと言える奴がいたら顔を見てみたいわ。何だこれ、私何かしましたか？むしろ貴方の部下達のフォローしかしてないと思うんですが！

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