【呪術廻戦】好きな人から恋愛相談されています

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宣言通り、私の部屋にやってきた五条。



まるで自分の部屋かのように寝転んでくつろび始める。







『それ私のベッドなんだけど』


「別にいいだろ」


『よくねーよ』



「あー、聞こえなーい」







両手で耳を塞いでいるコイツをぶん殴ってやりたい気持ちでいっぱいだが、なんとか心を落ち着かせる。









『で、何？…相談？』



「いや？」




『え？』







予想もしていなかった返答に戸惑う。








『じゃあ何しに来たの』




「んー、お前のブス顔見に来たって言ったら？」






『喧嘩売ってんのか？』









でも、そんな理由でも来てくれたことが嬉しくて








『…まあ、いいけど』








にやついた顔を彼に見られないように俯いて呟いた。





相談じゃない、



そう安心している自分が何処かにいた。







それと同時に、つくづく私は馬鹿なんだと思い知らされる。









一人恥ずかしくなった私は恐る恐る口を開いた。








『…じゃあさ、私の話聞いてくれない？』








そう言えば五条は「えー」とため息を混ざらせながら顔をゆがめた。









　
　
　
『まあまあそう言わずにさ聞いてってよ』









これで終わりにする。






今日で泣くのもやめる。



今日で苦しむのもやめる。





今日であんたを好きでいるのもやめる。








だから、今だけは…









『私の…、好きな人の話を』









少しわがままを許して。

　






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