オレンジ君の彼女３

もうちょい ページ38

今日は隆平くん家でお泊まり。


なんやけど、ライブが決まったから衣装案作成。


ライブの衣装、何着かやらしてもらうねんけどこれが結構難しい。


でも自分が考えた衣装が形になって、みんなそれ着てライブした日にゃ〜余計に興奮する！


A「ん〜なんかちゃうねんなぁ。隆平くんはどんな衣装着てみたい？」


丸「ん〜かっこええの！」


A「いや、漠然としすぎ！」


丸「とりあえず今日はもう寝たら？明日休みやし、ゆっくり考えたらええやん。」


A「ん〜この1枚完成させたら。」


丸「だってもうテッペン回ってるで〜」


A「もうちょい。」


丸「･･････」ｽﾀｽﾀｽﾀ


A「うわっ！」


丸「あきまへんえ！もう明日にしよし！」


京都弁で、いきなり抱き抱えられて連れてこられた寝室。


丸「はい、寝るよ！」


A「はーい。ごめんな。せっかくのお泊まりやのにほったらかしで･･･」


丸「僕のことはええの。Aちゃん寝不足なったらアカンやろ。明日たっぷり時間あんねんからはよ寝よ。」


布団に入り、隆平くんは抱きしめながら優しい声でそう言ってくれた。





隆平くんにトントンされながらウトウトしかけた時


A「はっ！」


丸「ん〜何〜」ﾑﾆｬﾑﾆｬ


A「電気消してないで〜消してくる！」


丸「あっ！ほんまやな。」


電気を消しに行って戻ると、隆平くんはもう夢の中。


そっと布団に潜り込み、隆平くんの顔見てたら


丸「おやすみ」


A「あ、起こしてもた？」


ギュッ


丸「おやすみ」


A「おやすみ」


こんな素敵な彼氏をもっともっとかっこよくするために、頑張って衣装考えよ。


そう思いながら、抱きしめられながら、眠りについた。

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