メイド23 ページ25
すると、専属メイドはハッとした顔をし、首を大きく横に振った。
メイド「私は騎士様から毎日のように暴言を言われ、暴力を受けていました！最初の頃は自分に非があるのかと思っていましたが、騎士様…いいえ、この男は無理矢理いちゃもんを着け、時には自分のミスを責任転嫁して私を悪者にしていました！！」
専属メイドは主である騎士に指を指した。Aは雰囲気で察し、すっと専属メイドの元を離れた。続けて専属メイドは話をする。
メイド「今回だって私は書類を汚す行為などしていません。というか触るなとこの男から言われています。それにもかかわらず！この男は自分がどこかで汚した書類をこう誰かの目につく場所で私に罪をなすり付け、証言を作っています。今までは我慢していましたがもう限界です！」
メイド「お願いです幹部様。どうか私をこの男から開放して下さい」
専属メイドはKCの前へ行くと両足を跪き、手を両手で握りしめて神に祈りを捧げるかのようにお願いをした。
それを見た騎士は最初はポカーンとしていたものの、慌ててメイドの前に立って発言をした。
騎士「いえこれは全てコイツの虚言です！私は悪く有りません！」
しかし、その騎士の足掻きは全て無駄だった。何故なら、もうKCの目は底辺を見るような目で騎士を見ているのだから。
KC「この事は全て最高幹部に話すから。…夕食後が楽しみだね」
KCはニコッと騎士に笑いかけた。それに絶望した騎士の顔は、後ろ姿しか見えないAでも手に取るようにわかる。
騎士「……すみませんでした…」
そう小声で騎士は言い、とぼとぼとどこかへ歩いていった。
騎士がもう見えないところまで行った瞬間、専属メイドは開放感からか一気に力を抜いて手を床に着いた。
メイド「終わったの…？」
KC「うん、大丈夫だよ」
メイド「…っ！！良かった…本当に良かった…！」
専属メイドは今まで溜まっていたのか、わんわんと泣き出した。KCは専属メイドの傍に寄り、中腰になって優しく頭を撫でる。Aはその光景を傍によりつつ、暖かく見守った。
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リリルル(プロフ) - うるふさん» 作者人間じゃない説は草。いい小説だなんて嬉しいです(*´ω`*)応援コメ嬉しかったから更新奮発しときますね(ちょろい) (2020年2月8日 19時) (
レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - なぬ？！何故こんなにいい小説ができるんだ……？！……は？！まさか…………貴様！！人間じゃないな？！（あ、ほんとすみません、こういうの一回やってみたかったんでs殴） (2020年2月8日 10時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - 龍愛さん» 更新サボってました()コメントありがとうございます！ちょっと更新スピードあげますね。 (2019年11月23日 19時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - この続き待ってます！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリルル | 作成日時：2019年8月8日 7時
