メイド21 ページ23
部屋には色んな家具があり、タンスやベットは勿論、ドレッサーやクローゼット等Aのよく知らないものまで色々とあった。
____が、
『落ち着かない……』
家族や友人と行動したり、既に知っている場所以外行くことがなかったAは、誰も居ない知らない部屋に不安感を抱いた。
『(ちょっとくらいいいよね？)』
Aは安心を求め、部屋から出ることにした。
ーーー
Aは廊下をどんどんと歩き進んだ。しかし、全くと言っていいほど誰とも出くわさない。
不安になったAは無意識に早足になる。すると、胸に騎士の証をつけた男とその専属メイドのような人達を見つけた。
やっと人に会えたことで嬉しくなったAはその2人に声をかけようと近づく。すると、騎士から大きな怒鳴り声が聞こえた。思わずAは近くにあった置物に隠れ、2人の様子をこっそりと見る。
騎士「おいお前！！コレは一体どういう事だよ！！！」
メイド「大変申し訳ございません！」
騎士「謝って済む問題じゃねぇんだよ！！ったく、これから幹部様に提出するもんなのにな。このまま出したらお前のせいで俺の出世コース即外れだぞ？」
メイド「申し訳…ございません……」
騎士「あーもうイライラする！！」
すると、騎士はすっと手を振り上げた。それを見たAはメイドの危機を悟り、咄嗟に『わ！！！』と、大声で叫ぶ。
2人の視線は見事にAの方に集まり、メイドは叩かれずに済む事が出来た。しかし、
騎士「なんだお前。随分とみすぼらしい格好してるなw」
今度はAの方に騎士のヘイトが向いてしまった。
ニヤニヤと近づいてくる騎士に怯えつつ、Aは必死に騎士に向かって話す。
『人に手を上げるのはいけないと思います！！』
騎士「うるさwてかなんだよお前。侵入者？」
『違います！今日からスマイル様の専属メイドとして働くA・Aです！』
騎士「スマイルの…はーん、なるほどなぁ？」
騎士はニヤニヤとしながらAをじっくりと見た。Aはその間、ひたすら騎士を睨み続けた。
騎士「まあ侵入者じゃないことは認める。だが、初日から仕えてる主の顔に泥を塗るとかお前バカ過ぎな？ww」
騎士「お前の主がもっと優秀だったらアレだったが、俺はスマイルの先輩だ。分かるな？」
『？？』
騎士「いやこんなもんも分かんないのかよw要するにスマイルの地位がお前のせいで下がるってことだよ。分かるか貧乏臭い村娘」
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リリルル(プロフ) - うるふさん» 作者人間じゃない説は草。いい小説だなんて嬉しいです(*´ω`*)応援コメ嬉しかったから更新奮発しときますね(ちょろい) (2020年2月8日 19時) (
レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - なぬ？！何故こんなにいい小説ができるんだ……？！……は？！まさか…………貴様！！人間じゃないな？！（あ、ほんとすみません、こういうの一回やってみたかったんでs殴） (2020年2月8日 10時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - 龍愛さん» 更新サボってました()コメントありがとうございます！ちょっと更新スピードあげますね。 (2019年11月23日 19時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - この続き待ってます！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリルル | 作成日時：2019年8月8日 7時
