メイド19 ページ21
『(まるで嵐のような勢い…)』
Aは突然の騎士の行動で驚いたものの、少し緊張を解くことが出来た。
メイド「それでは、本日A・A様の世話係を務めさせて頂きます使用人です。本日はよろしくお願いします」
騎士が去った瞬間、そうAに伝えるメイド。
『よっ、よろしくお願いします…』
メイド「では私の後をお願いします」
メイドはすっとドアを開け、廊下へ出た。Aはメイドの後に続き使用人室を出て、廊下へと足を運んだ。
ーーー
メイド「ではまず調理室から行きましょう」
そう単調に喋るメイドに対し、Aは後をついて行くことしか出来なかった。すると、そんなAを見兼ねたメイドはふふっと軽い笑いをこぼした。
『えっ』
メイド「私も新人時代は貴方のように緊張で固まっちゃってたから懐かしくて」
『へー、メイドさんにもやっぱりそういう過去はあるんですね！』
メイド「勿論よ！あの時は色々凄くて……って、私としたことがつい敬語を忘れ…大変申し訳ございません！」
メイドは慌てるなりAに対して深く頭を下げ、謝罪をした。
『ええっ！！いえ大丈夫です…というか私新人ですよ？敬語なんてむしろ私が使うべきですから！』
メイド「新人なんてとんでもない…貴方、いえ貴方様は私共のようなメイドより位の高い騎士様専属のメイドでございます。先程の御無礼、お許し下さい」
『専属メイドって位が高いのか…ってそんなことよりまず、顔を上げてください！』
メイド「そういう訳には参りません。どうか無礼である私奴に罰則をお与え下さいませ」
村でかしこまったようなしっかりとした礼儀通りのことの経験をあまりして来なかったAは、この状況に困惑する。
『(私としては仲良く話してたいんだけどな)』
どうすればいいかと悩むA。すると、あることを思いついた。
『では…私と会話する時はタメでお願いします！』
メイド「えっ……？」
メイドはポカンとした表情でAを見た。
メイド「そんなことでよろしいのでしょうか？というか、よいのでしょうか？」
『私には重要な事なんです。スマイル様につられてここに来たものの話せる相手が全然居なくて…いいですよね？』
メイド「勿論、それがお望みであれば従います。……よろしくね」
『よろしくお願いします！』
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リリルル(プロフ) - うるふさん» 作者人間じゃない説は草。いい小説だなんて嬉しいです(*´ω`*)応援コメ嬉しかったから更新奮発しときますね(ちょろい) (2020年2月8日 19時) (
レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - なぬ？！何故こんなにいい小説ができるんだ……？！……は？！まさか…………貴様！！人間じゃないな？！（あ、ほんとすみません、こういうの一回やってみたかったんでs殴） (2020年2月8日 10時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - 龍愛さん» 更新サボってました()コメントありがとうございます！ちょっと更新スピードあげますね。 (2019年11月23日 19時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - この続き待ってます！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリルル | 作成日時：2019年8月8日 7時
