村娘15 ページ17
スマイルとAはきんときに言われた通り、王の間へ向かう。
しばらく歩き、いつ着くのだろうと考え始めたAの視界に豪華そうな扉が目に入る。すると、その扉の前でスマイルは立ち止まった。
Sm｢ここが王の間だ。勝手に入ったりするなよ｣
王の間の入口には門番の兵士より豪華な装飾をした兵士が立っていた。
Sm「開けてくれ」
兵士「「はっ」」
スマイルの声掛けと共に、王の間に続く扉は開けられる。すると、そこは今までに見た事がないほど大きな部屋であった。
王「やあ、来たか」
Sm「只今帰還しました」
スマイルは玉座に座っている王の前まで行くと、そっと跪く。Aはスマイルと同様王に跪くが、顔を向けるのは失礼だと思い、下を向く。
王「そんな恐縮しなくて大丈夫だ。少しスマイルがどうしてもと言っていた子が1度見たくてな」
王「顔、見せてくれるか？」
そう言われたAは恐縮しつつ、ゆっくりと王へと顔を向ける。すると、王はAの顔を見るなり驚いた表情をした。
Sm「どうかなされましたか？」
王「いや、久しい再会で驚いてしまってな。…大きくなったな、A」
王は玉座から立ち、Aの元まで歩く。そして、Aと目が合うなりにっこりと微笑んだ。
『…え？』
王「ん、もしかして覚えてないのか？…まあ、無理もないか。何年も前の話だ」
王は少し寂しそうな顔をしつつ、元の玉座へと戻り、再び座った。
『(え、私王様と会ったことあるの？)』
Aが記憶を呼び起こそうと悩んでいる中、スマイルと王様とでAのこれから等の話をした。しかし、悩んでいるAは全く聞いていなかった。
王「では、A・Aがスマイルの付き人として働く事を認める。契約書は書いた後きりやんに渡すように」
Sm「ありがとうございます」
スマイルは玉座の前に行き、王から契約書を貰った後、Aの元へとよった。
Sm「ほら、行くぞ」
『…！！は、はい！』
悩みこんでいたAはスマイルに声をかけられたことで我に戻り、急いで立ち上がる。
王「またな、A」
名を呼ばれたAは王にお辞儀をし、スマイルと共に出口へと向かった。
Sm「失礼しました」
スマイルの声と同時に2人は出口から王に向かってお辞儀をする。顔をあげる頃には門番により王の間へと続く扉は閉められ、王の姿は見えなくなっていた。
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リリルル(プロフ) - うるふさん» 作者人間じゃない説は草。いい小説だなんて嬉しいです(*´ω`*)応援コメ嬉しかったから更新奮発しときますね(ちょろい) (2020年2月8日 19時) (
レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - なぬ？！何故こんなにいい小説ができるんだ……？！……は？！まさか…………貴様！！人間じゃないな？！（あ、ほんとすみません、こういうの一回やってみたかったんでs殴） (2020年2月8日 10時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
リリルル(プロフ) - 龍愛さん» 更新サボってました()コメントありがとうございます！ちょっと更新スピードあげますね。 (2019年11月23日 19時) (レス) id: 8f482cee5c (このIDを非表示/違反報告)
龍愛 - この続き待ってます！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 91cfc48d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリルル | 作成日時：2019年8月8日 7時
