6. ページ8
一郎side
映画を見終わりなんだかんだぐずるAを堪能していると、17時頃になっており、2人で夕飯を作り始めた。
「怖かった.......」
まだ赤みの引かない目で人参の皮を剥いているAもたまらん可愛い。
一「Aめっちゃ怖がってたもんな〜てゆうかあれはほぼ観てなかっただろ笑」
少しからかうと「ちょっとは観たもん、、」
といじけてしまうAはもうただの天使だった。
はーーー2人でカレー作り幸せーーーーーー。俺このカレーになってAの胃袋入ってそっから全てを侵食してーーー。
そんなこんなで完成した夕飯を2人で食べ、Aがお風呂の支度をし始めた。
これは.........そういえば一大イベントなのでは.......??
俺は賭けに出ることにした。
一「なあA、知ってるかー?」
「なーにー??」
ふと思い出したような体でかるーーく話しかける。
一「水場って霊が1番集まりやすいらしくてよ〜洗面所とか、とくに風呂場ってヤバいらしいぜ」
まあ俺もあんまよくわかってねーけどな、と続けるとAの動きがぴたっと止まった。
「え、、、それほんと、、?」
一「さあ?どうなんだろうな。でも割りと有名な話だぜ」
するとAは震えながら何かを考えるようにしており、やがて俺にゆっくりと近づいてきた。
これはわんちゃん.........?
Aは俺の服の袖をぎゅっと握り、涙目で、だが顔を赤くしながら上目遣いで
「一郎くん、、お風呂、、一緒入ろ、?」
と言った。
俺はこの賭けに勝ちました。
96人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年12月13日 0時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すーみ | 作成日時:2019年12月29日 11時