傍観者でいたかった【D.Gray-man】7

258.遊ぼう ページ8

.





アレンくんとティキが
戦い始めた




神田が一緒に戦おうと身構えたのを
私が慌てて止めて




そうこうしているうちに
ラビがロードの能力で夢の中へ




いきなり動かなくなったラビへ
クロウリーやリナリーが心配そうに話しかける





神「なんで止めた」




不満そうな顔で私を睨む神田




そりゃ〜方舟の中に来てからというもの
私に止められてばっかりなのだ





さすがにそろそろ不満が爆発しても
可笑しくはない






『私にも考えがあるんだから
そんな顔しないでよ』




神「説明しろ」




『今は無理』




神「お前はいつも隠してばかりだ」




『仕方ないじゃん
話したらみんな怠けそうなんだもん』





方舟で仲間は誰も死なないはずだとか
軽々しく言ってしまえば




きっとみんな安心しきってしまう



それで油断が生まれて
死んでしまったら、、、




そう考えると言えないし





アレンくんも
ここで臨界点を突破できるよ



なんて言ったら
それこそ怠けてしまいそう




『教団に帰ったら話すから』





神「チッ」





知らないと言うことが
不満で仕方ないんだろう




あ



そーいえば
今回ロードに閉じ込められてないけど
なんでだろう、、、？




非戦闘員が一人もいないから？




この場にチャオジーがいたら
閉じ込められていたのだろうか






リ「Aっ！
ラビが急に動かなくなったの！！」




『落ち着いて、リナリー
ラビはロードと今戦ってる真っ最中だから』




クロ「戦っているようには
見えないである」




『ロードの能力は相手の精神を揺さぶって
追いつめて、壊す力

今ラビはロードの見せている夢の中で
戦ってるんだよ』




私の説明でもピンと来ていないクロウリー



だけど一応落ち着いたみたいだから
ほっとこう





ロ「僕の能力のこと
なんでそんなに詳しく知ってるのォ〜？」




『さぁ〜なんでだろうね〜』




ロードとまともに話なんてしたら
きっと頭脳戦で負けてしまう



ロードって頭いいよね




本当に子供なのかな、、、




ロ「あっ！そぉだ〜！！」




ニッと笑うロードが
私を見る



いや〜な予感しかしない




ロ「この子一人じゃつまんないしぃ〜
Aも僕と遊ぼうよ」




ん、、、？



ん〜〜〜？？？




つまり私も
ロードの夢の中に行くことに、、、？




ロ「嫌だって言われても
遊んでもらうけどねぇ〜」




嫌だって言おうと思ったのに
どうやら無駄のようだ、、、、









.

259.遊ぼう→←257.黙秘

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す