傍観者でいたかった【D.Gray-man】7

254.捉え方 ページ4

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最終決戦の場所まで
あと少しで到着する




ここからは
いくらアレンくんが傷ついても
私は手出しできない




成長の機会を私が奪うわけにはいかない





リ「A、珍しく緊張してる？」




『え、、？そんなことないよ』





私が緊張してるってバレたら
みんなが不安になる




『ここから出られて教団に帰る時
すっごいアルマに怒られるんだろうなって
思っちゃって』




アルマ今頃何してるんだろうな




まだ怒ってるのかな




こんな、誰かにおぶってもらうくらい
消耗した姿見たらどんな顔するんだろう




ラ「Aが誰かに怒られて
落ち込んでるのって見たことないんだけど
Aでも落ち込んだりするんさ？」





『本気で落ち込むことはそうないかな』





江戸に向かってる時の
船の上でリナリーにキレられたのは
かなりこたえたけど



普段はあまりないような気がする





リ「私なら落ち込んじゃうけど、、、
Aは強いわね」




『そんなことないよ』





私は強いんじゃない




強いんじゃなくて





『私にとっては
相手の怒るって事もうれしくて

怒るって事は、それだけ
私を見てくれてるって事でしょう？

遠くないうちに見れなくなるって思ったら
そんな表情でも私は見たい

普段見せないような表情を見ておきたい


そう思うんだよ』





能天気だって
私だってわかってるけど





転生前だと見れなかった表情や仕草
同じエクソシストになれたから見せてくれる顔




それが新鮮でうれしくて




死ぬ間際になって後悔しないように
脳裏に焼き付けて





だからなのか
怒られてても悲しいとか怖いとか
あんまり思わない




まぁ、、、転生前から
怒られても気にしないタイプではあったんだけど






神「キモ、、、」





『ユウ〜？？
今なんて言った？？』




キモって聞こえた気がしたんだけど？！？！
ひどくない？！




神「何、死ぬ前みたいなこと言ってんだ」





『間違っちゃいないでしょ？！』





神「帰るんだろ、教団に」




『まあね！！！』






神田が言いたいことはわかってるよ



わかってるけど、キモって発言は
忘れない、、、、






リ「2人って本当仲いいわね」




『今の流れでなんでそうなるの？！』





クスクスと後方からも笑い声が聞こえる





みんなして、、、、




何がそんなにおもしろいのかな、、、







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