傍観者でいたかった【D.Gray-man】7

261.遊ぼう ページ11

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テ「こいつの直接聞けば？」




聞けばって、、、



いくら神田の姿でも
作り出してるのはロードなんだし



どっちに聞いても一緒でしょうが





仕方なく神田の方を向く



転生前のセリフを言うって事は
昔のように接した方がいいのかな、、、？



関係ないか、、、？





『、、、、神田は
私に何を伝えたいの？』





転生前の神田が伝えたかった事、、、なんて
ロードにわかるわけない





それでも一応聞くのは
今も昔も



神田がなんで私に優しかったのか
わからないから




今の方が優しいけど




転生前の神田も
私に対して優しかったのは事実だ





たかがファインダーだった私に
なんで神田は優しかったんだろう






何か、、、そんなことをされるような
事があったのだろうか





神「、、、、行くな」




行くな、、、？



聞いたことのないセリフだ





どこに、、、？






神「俺のそばにいろ」







神田なら言わない言葉だ








神「俺の方がこいつより
ずっとAのそばにいたじゃねぇか」






『ハハ、、、こんなこと
神田は言わない』






言わない




今の神田なら



異常に優しいから
低い確率だけど言うかもしれない




でも転生前の神田がこんなこと
言うわけがない





神「A」




『いい加減にして』





不愉快だ



とても不愉快




転生前の事は
私にとっては忘れられない思い出で




弄られたくない





ワナワナと
怒りがこみあげてくる




今すぐにでも二人を切って
この空間から出たいのに




そうできないのは
私がそうできないような表情を二人がしているから





たちが悪い





ふわっと体が引き寄せられた





驚いて顔を上げると
神田の顔がすぐそこにあって



抱き寄せられたことに気づく




『ちょっ？！』




神「好きだ、、、A」





『ハァ？！
本当にやめて！！
神田はこんなこと言わないって言ってるでしょ？！』






力強いな



全然振りほどけない





神「好きでもない奴に
優しくすると思うか？」





神田の言葉で動きが止まった






確かにと
納得してしまったからだ






神田はぶっきらぼうで冷たく見えるけど
仲間思いで



危ない時とか
なんだかんだ言っても仲間を助ける




でも




私には特別
優しかったような、、、気はする






待って、、、






本当にそうだとしたら







私は神田に
どう償えばいいの、、、？









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