245.ウソォ、、、 ページ40
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何回破裂させただろうか?
すっごくしぶとくて
何回も何回も言霊を発動して
やっと動かなくなったころには
私もかなりフラフラだ
『まじ、、で、、、しぶと、、、』
ぜぇぜぇと肩で息をしながら
灰となって消えていくスキン・ボリックを眺める
灰になったんだ
もう蘇ることもないだろう
てかいい加減死んでくれ
イノセンスを解除して
私はその場にへたり込んだ
ア「大丈夫ですか!?」
心配そうに駆け寄ってきたみんなに
笑って見せるが全然安心してくれていない
リ「A、真っ青よ、、、」
だろーね、、、、
息上がってるのにすごい寒いもん
神「、、、、、A」
『ん、、、?』
後から来た神田が
すごい怖い
表情が、、、、ね、、、?
神「言いたいこと
わかってるよな?」
『無理しました、すみません、、、』
こ〜わ〜い〜〜〜〜〜〜
だって思った以上に
しぶとかったんだもん!!!
一回で何とかなるって思ってたんだよ?
いくらノアって言っても
結局元は人間なんだし
中から破裂すれば
死ぬって思うじゃん?!
なんなのアレ!!
ゾンビかなんかの血でも
混ざってたの?!?!
神「動けるか?」
『ごめん
今すぐは無理』
だからと言って
ここで体力が回復するまで
待ってるわけにもいかないし
またクロウリーにおんぶしてもらうかな、、、
なんて考えていたら
神田が背中を向けて
私の目の前でかがんだ
『え、、、なに、、、?』
いやまさかね、、、
まさか神田がそんなこと、、、
神「先を急ぐんだろ?乗れ」
マジですか、、、、!!!
神田ってそんなキャラだった?!?!
動けない?
ハァ?自力で何とかしろ
とか言いそうな神田が?!?!
『、、、、、お、お邪魔しま〜す、、、』
恐る恐る首に手を回すと
太ももを掴まれて
あっという間に背負われてしまった
『、、、、、、、』
神「、、、、、、、」
何だろう
なんか気恥ずかしいんだけど
ラ「Aにだけは
ユウも優しいさ〜」
この状況が相当面白いのか
ニヤニヤ笑いながらおちょくるラビ
神田の刈るような視線に
一瞬で笑顔が消えた
ア「さ、、、先に進みましょうっ!」
なんだか妙な空気が流れてるけど
先に、、、、進もう!
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年2月20日 15時