傍観者でいたかった【D.Gray-man】6 (ページ34)

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ちらりと視界の端に映った神田が
すごい形相でこちらをにらんでいる

アルマの時と一緒で
多分なんで言わなかったんだってことなんだろうな

だって聞かれなかったし

ティエ「君は入団当初から
シンクロ率が高かったと聞いているんだけど
今どのくらい？」

『今はわかりませんけど
入団当初は196だったかと』

ラ「196？！？！」

ア「何ですかその数字！！」

クロ「通りで強いわけである」

そんなに驚くような数字なんだな、、、

ティエ「入団当初でその数字か、、、
じゃぁ今はもっと高いんだろうね

これじゃ僕でもかなわないなぁ～」

かなわないって、、、
模擬戦でもするつもりだったの？

いやだよ

神田やアルマ相手の鍛錬でさえ負けるのに
元帥相手とか勘弁してほしい

『私、めちゃくちゃ弱いんで
相手になりませんよ、、、』

ラ「んなこと言って
ボコボコにしそうさ、、、」

私のイメージってそんなん？！

私強かったとしても
そんなことしないよ！！

神田じゃあるまいし！！

神「こいつ、昔から手合わせして
俺やアルマに勝ったことねぇぞ」

ア「普通に手合わせする分には
弱いってことですか？」

『ミランダと私
いい勝負になると思うよ』

ミラ「えぇ？！私？！」

ラ「それはさすがに、、、」

リ「私も昔、何度か
手合わせしてるの見たことあるけど

A本当に弱いのよ、、、

だから余計にミランダみたいな
後方でサポートするのが得意なんだと
勝手に思ってたの」

まぁ、そう思うよね、、、

私の事で話が盛り上がって
さっきまで戦っていたのが
嘘みたいにみんな楽しそう

ブック「A嬢
体の具合はどうだ」

『全然平気です』

ブック「この後の方が大変だ
無理だけはするなよ」

『わかってます』

ブックマンにはすべて話しているからこそ
この後のことを心配してくれているようだった

私とブックマンがふたりで話していると
私の足元に穴が開いた

『あ、、、』

ティキと関わってなくても
やっぱり私って連れていかれちゃうのか、、、

みんなの近くには居たため
地面に落ちていく私に
みんながぎょっとする

ア「A！！」

リ「A？！」

ラ「何事さ！？」

あれ、、、リナリー無事やん

地面に飲み込まれているのは
私だけだ

マジでか、、、、

まさか私
ハートだって目つけられた？！

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