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四十九片 ページ10

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『はぁ⋯また、今日も退屈ですね』

あの日の彼女は、畳の上で大の字になって呟いた。
そんな声に見向きもせず、女は昼食の支度をする。
彼女の存在を、認識はしているらしい。
いつもご飯は、きちんと三人分用意されていた。

『“美味しい”です!』

母親が食べ始めたのを確認して、彼女は食べ始める。
勿論会話は無く、母親は彼女を視界に入れる事も無い。
何故そうなってしまったのか⋯物心ついた頃からこの環境で生きて来た彼女は、考えもしない事だった。


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さやか - 期待しています。殺されることを。。ではなく、指輪だったら面白い急展開になりますね。 (2021年2月6日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 望む事がこわくても、あかねのためにこわれたものを大切にしてくれる無惨がすきです。お気に入りランキング10いです。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そら | 作成日時:2020年11月13日 2時

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