検索窓
今日:15 hit、昨日:2 hit、合計:20,711 hit

四十二片 ページ3

──────────


『⋯無惨さん、あれは、何のお花でしょう』

彼女は目を輝かせて、1つの着物を指さした。

「⋯⋯あれは、“彼岸花”と呼ばれる花だ」

今まで沢山の花を見て来たが、今目の前に咲く花が、彼女の心を揺さぶった。

「⋯⋯欲しいか?」

『⋯⋯いえ!私は着物を着る事が無いので、必要ありません!』

そう言って笑う彼女を見て、鬼舞辻は優しく笑ったのだ。
そうそれは、まるで親が我が子に向けるかのように。

「何かお気に召すものは、ありましたか?」


─────────

四十三片→←四十一片



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
250人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さやか - 期待しています。殺されることを。。ではなく、指輪だったら面白い急展開になりますね。 (2021年2月6日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 望む事がこわくても、あかねのためにこわれたものを大切にしてくれる無惨がすきです。お気に入りランキング10いです。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そら | 作成日時:2020年11月13日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。