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刀也side
Aと初めて会ったのは、3歳の時だった。
引っ越して、向かい側にある家にお母さんとご挨拶に行った時。
本当はお兄ちゃんとお姉ちゃんも来る予定だったんだけど、学校があったので僕と母だけになった。
当時の僕は人見知りで、あまり友達もいなかった。
__ピンポーン
と、母が”朝比奈”という表札がある家のインターホンを鳴らした。
朝母「はーい...あら、もしかして引っ越してきた方々?」
出てきたのは身長も高く、顔も整っている女性。...Aの母親だ。
刀母「はい。向かいに引っ越してきた剣持といいます。...こちらは、刀也っていいます。」
刀也「は、はじめまして...。」
朝母「あら〜、良い子ねぇ。あ、そうだ。とうやくんっていくつ?」
刀也「3さい、です。」
朝母「あら!実はね、家の娘も同い年なの!今連れてくるから待ってね。」
数分後、Aの母親は、自身によく似た顔立ちの少女を連れてきた。
刀母「まぁ、可愛らしい!...刀也、挨拶して?」
刀也「うん...。...はじめまして、とうやっていいます...。」
A「とうやくんだね!わたしは、Aっていうの!よろしくねっ!」
まるで太陽のようにきらきらした笑顔で手を差し伸べてきた。
刀也「う、うん。よろしく...。」
刀母「ふふっ、よかったわね、刀也。Aちゃんは、貴方の幼馴染になるのよ。」
A「わぁ...!嬉しいなぁ!いっぱい遊ぼうね!」
刀也「!…うん!」
気づけば僕も笑顔で、差し伸べられた手を取っていた。
__
___
二週間後、僕とAは同じ保育園に入ることになった。
本当は、Aの母親はAを保育園に入れる気は無かったらしいが、折角同年代の子が近くにいるから、という理由で入れることにしたらしい。
A「とうやくん!手、つなご!」
刀也「うん...!」
たった二週間だけど、その間毎日のように遊んでいたためすごく仲良くなった。
朝母「じゃぁ、お互いよろしくね。」
刀母「そうだね。...じゃぁ、2人ともがんばって!」
A「うんっ!いってきます!...いこ!とうやくん」
刀也「うんっ、、、、ちょ、あしはやいっ!」
とても楽しい日々が、今までもこれからも続くんだと思ってた。
でも.......違和感を覚え始めたのは思ったより早めで、、この日から丁度3週間ぐらいだった。
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うたねのどあ(プロフ) - この作品大好き過ぎて只今4周目です!!続き楽しみにお待ちしております!!陰ながら応援しております!!! (3月5日 10時) (レス) id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
きめら - 今見たら一話更新されてた!めっちゃうれしい! (2023年3月21日 22時) (レス) @page32 id: c3fae6d259 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫@まひめ(プロフ) - Vtuberとかあまり知らなかったけどめっちゃこれで興味湧きました!!!!てぇてぇすぎてやばいですね((((( めっちゃ応援してます!!続き楽しみです!頑張ってください!! (2023年1月15日 7時) (レス) @page31 id: 1bd63e4fa8 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 更新頑張って下さいm(_ _)m (2022年12月29日 10時) (レス) @page31 id: 6dd24a8fb3 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 凄く気になるとこで終わってしまった…続き楽しみに待っています!! (2022年12月22日 22時) (レス) @page31 id: 3bd7c51e8f (このIDを非表示/違反報告)
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