7話目 ページ7
廊下の掃除を一通り終えた。ちなみに言っておくが、廊下掃除とはいえ、ただ廊下を掃除する訳ではない。
窓際に壁の角、花瓶が置いてあればお花の手入れや埃を振払い、ベランダがあれば空気の入替、誰かの知らない煙草の灰皿など…。これが掃除だ。
さて、次は昼食に向おう。お腹が空いては、戦…仕事が出来ないので。
食堂の扉を開けるとそこには…。
見覚えのある金髪と知らない金髪の男、コネシマ様といがみ合い現場を目撃してしまった。
me「今一度、"言え"ください???」
kn「おん、なんや?」
ミィさんが幹部相手に睨むほど怒っている。一方、コネシマ様は恐れず睨み返す。
そして、申し訳なさそうな感じでコネシマ様を止める、
ニット帽に豚ちゃん缶バッジをつけたシャオロン様と
ぐるぐる眼鏡をつけたチーノ様がいた。
…と涙目ながらミィさんを必死に止めようとしているアイさんまで…。
i「マイざん、ミィぢゃんを止めでぐだざいぃいい!!」
完全に把握出来ないのだが???
my「あ、あの…。一体何が?」
kn「ん?なんやお前も、新入りかいな。お前もコイツらと同じ俺らを害する売女か??」
……………………はい?まさかの展開過ぎて、全然頭が追いつかない。酷い言われようだな…。
そんなことを考える余裕癖のせいで、何も言い返せなかった私を見たミィさんは、
me「〜っこんの!!」
コネシマ様の胸倉を掴んでしまった。不味いな…。まさか食事を楽しめる筈の場所で喧嘩が起きるとは思いもしなかった。
声をかけても絶対に拉致があかないと判断した私は、思わずこうする。
me「…!?」kn「っ!?」
2人の横に設置してあった机が木っ端微塵になったのだ。
2人は何が起きたと我に返るのを見て、
my「あっ…。申し訳ありません。
そう言うと2人は、さっきいた私の位置が変わっていたことに気づかず、間を通り越して昼食を取りに向かうのであった。
なぜなら、振り降ろした私の拳には、複数のカスが付いてあるからだ。
ある1人に、見られたけどね…?
ci「…っww」
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作者名:み〜と | 作成日時:2022年12月23日 19時